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のらねこビフォーアフター

以前、『たとえ些細な出来事でもそれには必ず縁と導きがある』の記事でも書きましたが、我が家は犬3匹と猫8匹の大家族です。
(さらに、仕事でアニマルセラピーをするために飼い始めたハムスターが30匹います)
猫は皆、元野良猫です。

野良猫が家猫になると表情がすごく変わる
と、よく聞きますが、その通りでした。

8匹とも自力で保護した子達ですが、
保護活動を始めて、2匹目の猫がなかなか大変な子でした。

1匹目があっという間に懐き、飼うのに特に苦労もなく、
いたずらも滅多にしないお利口さんでしたので、
案外いけるもんだな、と思い2匹目を保護。

2匹目は1匹目のおそらく兄弟ですが
性格は正反対で、とにかくおっかない子でした。

捕獲器の中で力いっぱいシャー!!と怒り、
中で暴れるわ、強烈な猫パンチを繰り出そうとするわで
捕獲器から出すだけでも大変苦労しました。

保護直後の猫さん。とにかく怖い顔をして唸っていました。

保護したのがちょうど一年前。

最初の3ヶ月はずっと威嚇され続け、シャー!!と、強烈な猫パンチの嵐。

3ヶ月経ってようやく、ニャーンと普通に鳴くようになり
私の顔を見ても怒らなくなりました。
撫でるのはまだ拒否で、孫の手を使って撫でてやり
スキンシップを試みました。

撫でられるのが気持ち良いと分かったのか
次第に気を許してくれるようになり、
半年経った頃、ようやく手で撫でさせてくれるようになりました。

その後は甘えん坊で、ずっと撫でろとばかりに鳴いて要求してきます。

現在の猫さん(オス)。優しい顔のイケ猫になりました。

最初はおっかない顔つきで、正直ブサイクだなぁと思うくらいでした。
なかなか懐かず、ごはんをあげると、こちらを睨んで唸りながらを食べる毎日。
一生懐いてもらえないかもしれない…
と、心折れそうになった時もありましたが、
今ではすっかり可愛らしいお顔になりました。

こんなに顔が変わるのだなぁと。
懐いてくれなくても、こちらの思うようにいかなくても、
それでも愛情かけて関われば変わるのだと実感しました。

今はずっと目の前でおなかを見せて寝転び、
スリスリもよくしてくれます。
仕事から帰ってきた時、私の顔を見ただけで
ゴロゴロ音を出してくれるようにもなりました。
それだけ私相手にリラックスしてくれているのだな
と思うと感激です。

近付く度にシャー!!と言って暴れていただけに感動も大きいです。

2匹目の大変さに心折れてしまっていたら、
その後の猫達を保護することはなかったことでしょう。

そう思うと2匹目は私をかなり鍛えてくれました。
2匹目のおかげで野良猫との関わり方がよく分かり、
その後の6匹をスムーズに保護でき、皆懐いて、すっかり家猫です。

大家族なのでお世話は大変ながらも、
彼らのモフモフな体と、愛らしい仕草に癒される日々。

皆、我が家に来てくれてありがとう。

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