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あなたの決めた「採用ターゲット」は本当に現実的?
求人を出す前には、必ず「採用ターゲット」を決めるかと思います。
※決めていなければ、必ず決めてください。
当然ですが、この採用ターゲットは
「現実に存在している方」にしないといけません。
「現実に存在する人をターゲットにするなんて当たり前じゃん…」
そう思ったのではないでしょうか?
しかし、この当たり前をできていない方が非常に多いです。
本日は、採用ターゲットが現実的かどうか判断する方法について
お話していきたいと思います。
栁澤航希(Yanagisawa Koki)
■動画編集/SNS運用を通して、企業の「採用」「集客」をサポート
■新卒で人材業界に入社
⇒採用コンサルとして、50社以上の採用課題を解決
⇒70名以上の採用を「無料媒体のみ」で達成
■少子高齢化が進む現代で、売上向上のための採用に限界を感じる
⇒「映像」を使った集客や採用活動の手助けを行う
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①求職者の現状を整理する
それではまず、求職者の現状を整理していきましょう。
![](https://assets.st-note.com/img/1731462670-Lju7yxtlovZHA2EmbSaFThB9.png?width=1200)
人口についてはこちらになります。
・総人口は年々減少
・高齢人口は増加
・生産年齢人口が減少
まとめると、
「働き盛りの年代層が減少していっている」ということになります。
続いてはこちら、
![](https://assets.st-note.com/img/1731464226-WoxSOc8bULHdQ0m1eC2pPAwG.png?width=1200)
転職理由の上位については
・給与が低い or 昇給が見込めない
・社内の雰囲気が悪い
・人間関係が悪い or うまくいかない
まとめると、
転職理由は「給与面or社内環境」のどちらかになります。
現在の転職者を取り巻く状況は、
■人口
働き盛りの年代層が減少していっている
■転職理由
給与面or社内環境のどちらか
②応募が来ない企業が求める「採用ターゲット」
①を踏まえて、応募が来ない企業がどのような
「採用ターゲット」を求めているのかについてお話します。
一般的に企業が欲しいと思う人材は、
・若い方(~39歳)
・即戦力になる方
この2つに分かれます。
そして、多くの企業が「2つとも揃っている方」が欲しいと思っています。
誤解のないように言っておきますと、
それ自体が悪いことだとは思いません。
しかし、この2つが揃っている人材を確保するためには
「それ相応の見返り」を提供できる会社ではないと厳しいです。
【求人A】
・給与:21万(固定報酬)
・休日:週休2日制(火曜日が固定、その他月に1回)
・年間休日:105日
・平均残業時間:20時間/月
【求人B】
・給与:21万(固定報酬)
・休日:完全週休2日制(火水)
・年間休日:125日
・平均残業時間:5時間/月
【求人C】
・給与:21万(固定報酬+インセンティブ)
※インセンティブ:1万/アポ1件毎(平均取得率:10件/月)
・休日:週休2日制(火曜日が固定、その他月に1回)
・年間休日:105日
・平均残業時間:20時間/月
3つの求人を用意しました。
皆さんだったらどの求人に応募したいと思いますか?
【求人A】を選ぶ方は、ほぼいないのではないでしょうか?
なぜなら、「求職者への見返りがない」からです。
【求人B】
・給与:21万(固定報酬)
・休日:完全週休2日制(火水)
・年間休日:125日
・平均残業時間:5時間/月
【求人B】の場合は、給料は高くないけど「働きやすさ」を提供できます。
⇒前職で「職場環境に不満を持っていた方」に訴求ができます。
【求人C】
・給与:21万(固定報酬+インセンティブ)
※インセンティブ:1万/アポ1件毎(平均取得率:10件/月)
・休日:週休2日制(火曜日が固定、その他月に1回)
・年間休日:105日
・平均残業時間:20時間/月
【求人C】の場合は、休みは少ないけど「成果報酬」を提供できます。
⇒前職で「給料に不満を持っていた方」に訴求できます。
誰もが欲しいと思う人材が欲しければ、
「何か提供ができるもの」を持っていなければなりません。
③「求職者への見返り」を提供できない場合
応募を獲得できない際に、
実際にどうすれば良いかについてお話します。
「求職者への見返り」を提供できないパターンです。
②の【求人A】に当たります。
【求人A】
・給与:21万(固定報酬)
・休日:週休2日制(火曜日が固定、その他月に1回)
・年間休日:105日
・平均残業時間:20時間/月
この求人には、「求職者への見返り」があまりないので、
転職者にとっては魅力的な求人であるとは言えません。
そこで、考え方を転換してみます。
■若い方が欲しい
・40代でも10年以上は働ける
・若い方が入ってもすぐに転職される恐れがある
・むしろ定年まで働く前提の方が入社した方が良い
■即戦力が欲しい
・1年間で業務を覚えるとしても、その後は問題なく戦力になる
このように考えてみると、
「年齢・経験不問」でも良い気がしてきませんか?
![](https://assets.st-note.com/img/1731462670-Lju7yxtlovZHA2EmbSaFThB9.png?width=1200)
先ほどの人口減少を表したグラフになります。
理想を持っておくのは大事ですが、
「無いものは無い」と現実を受け入れるべきだとは思います。
「求職者への見返り」を提供できない場合
・年齢不問
・経験不問
にすることで「窓口を広げる」努力をしましょう
④「採用ターゲット」を変えられない場合
最後に、「どうしても採用ターゲットには拘りたい」
という方向けの話をさせていただきます。
・若い方(~39歳)
・即戦力になる方
この2つが絶対条件である場合、
「求職者への見返り」を用意しましょう。
![](https://assets.st-note.com/img/1731464226-WoxSOc8bULHdQ0m1eC2pPAwG.png?width=1200)
こちらの調査でもまとめましたが、
転職理由は「給与面or社内環境」のどちらかに帰着します。
どちらで攻めるかを決め、その方に刺さるような待遇を作ります。
Ⅰ.給与面
自社が給与面で攻めることができそうであれば、
下記のような制度を検討しましょう。
【採用ターゲットが感じる不満】
・給与が低い
・昇給がされない
・成果が還元されない
【導入するべき制度】
・インセンティブ制度
・1分単位での残業代
・数値による評価制度
【ポイント】
・バリバリ働きたいような方をターゲットとする
・成果を出しているのに正当に評価されない方をターゲットとする
Ⅱ.社内環境
自社が社内環境で攻めることができそうであれば、
下記のような制度を検討しましょう。
【採用ターゲットが感じる不満】
・残業が多い
・休みが少ないor取りづらい
・人間関係がうまくいかない
【導入するべき制度】
・完全週休2日制
・年間休日125日
・育休/産休制度
・上司の他の相談窓口
【ポイント】
・前職でプライベートを犠牲にせざるを得なかった方をターゲットとする
・休暇の取得実績を作り、求人票で全面的に押し出す
・他部署にも、相談の経路を作っておく。
このようにして、
自社の強みをどんどん作っていきましょう。
本日も最後までお読みいただきありがとうございました。
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また次のnoteでお会いできますのを、楽しみにしております。