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【意外とできていない】求人を書く時に絶対に意識するたった1つのこと

「求人を出しても全然応募が来ないんだよ」

「ハローワークに出しても意味ないんだよね」

こんな声をよく聞きます。

実際に無料求人を掲載しても
・応募どころか、閲覧数も稼げない
・応募が来ても会社とミスマッチな方であることが多い
など、困っている方が多いように感じます。

有料を使わないと厳しいのかもしれない

このような求人を見ていると、
求人を書く時に最低限必ず意識してほしい
「たった1つのこと」ができていないことが多いです。

本日は「たった1つ」をできるようにするためのお話をしていきます。

栁澤航希(Yanagisawa Koki)
■動画編集/SNS運用を通して、企業の「採用」「集客」をサポート
■新卒で人材業界に入社
⇒採用コンサルとして、50社以上の採用課題を解決
⇒70名以上の採用を「無料媒体のみ」で達成
■少子高齢化が進む現代で、売上向上のための採用に限界を感じる
⇒「映像」を使った集客や採用活動の手助けを行う
※制作実績はこちらから
※YouTubeチャンネルはこちらから



①結論:求職者に「?」と思われたら負け

結論から先に言ってしまいますが、上記のとおりです。
求職者が少しでも疑問に思う求人は、絶対に作ってはいけません。

https://www.jil.go.jp/kokunai/statistics/timeseries/html/g0301.html

こちらは、2023年までの「有効求人倍率」を表したグラフです。

※有効求人倍率とは?
有効求人倍率は、企業がハローワークにエントリーする仕事の数(有効求人数)÷働きたい人の数(有効求職者数)で算出します。たとえば、有効求人数が50、有効求人者数が100の場合は、有効求人倍率は0.5倍。有効求人数が100、有効求人者数が80の場合は、有効求人倍率は1.25倍と表示されます。

https://jp.indeed.com/%E6%B1%82%E4%BA%BA%E5%BA%83%E5%91%8A/c/info/what-is-an-active-opening-to-application-ratio

有効求人倍率が1より大きい場合
求人数の方が上回っている状態のわけですが、
現在は求人数の方が求職者より多い状況にあります。

これが何を意味するか分かりますでしょうか?

求職者は「複数の求人から吟味できる」状態にあるということです。

こちらは「求人ボックス」という無料求人サイトです。
「石川県金沢市 正社員 営業」
で検索をかけました。

この時に出てきた求人数は「13,317 件」になります。
1Pに25件表示されますので、
ページ数は「約532P」となります。

これだけの選択肢があると、どうなるのか?

読んでいて少しでも疑問に思うことがあると
「他にもたくさん求人があるし、この会社はいいや!」
となってしまいます。

人間はついつい目移りしてしまう生き物

せっかく求人を見てもらえたのに、
書き方のせいで離脱されるのは本当にもったいないと思います。

しかし逆に言えば、
相手を納得させられる求人を作れれば、
「応募に繋げやすくなる」ということになります。

相手を納得させる方法は、
「相手が自社で働いている姿を想像できるほど
解像度が濃くなるように詳しく書くこと」

私のnoteでいつも言っていますが、
結局ここに帰結することになります。

・求職者にとっては「選択肢が多すぎる状態」
・少しでも「?」が浮かぶと、次の求人にいってしまう
・相手が働いている姿を想像できるレベルの求人を書けば、
応募に繋げやすくなる


②「?」が付いてしまう求人とは?

特に「?」が付いてしまいやすい部分をいくつか紹介します。
特に注意してほしいです。

①仕事内容

求人の核と言ってもいいレベルの大事な部分です。

どの求人媒体でも、大抵は「仕事内容」が最初に出てきます。
ここで離脱する方が圧倒的に多いです。

1つ例文を書いてみたいと思います。

住宅販売の営業をしていただきます。
慣れるまでは先輩社員が同行しますので、未経験でもご安心ください。
慣れてきたら他業務も徐々にお任せします。

これを見て
「自分がこの会社に入ったら、こんな感じで働くのか!」
と意識できた方はいますでしょうか?

この仕事内容では難しいと思います。
・営業方法は?(飛び込みor電話or展示場…)
・慣れるまでってどのくらいの期間?
・1カ月でどのくらいの営業数?
・どのくらい契約できるの?
・他業務って何?
・他業務任されて給料変わらないなら、仕事増えるだけじゃない?

パッと見ですが、このくらい疑問が出てきます。

このうちの1つでも出てきたら、離脱すると考えてください。

【仕事内容】
展示会にて、見学に来たお客様へのご案内と説明をしていただきます。
【具体的には】
・来店した方へのご説明
・購入を検討されている方への見積書作成
・ご購入後の建築会社との連携(入社~1年は必ず上長が同行します)
・仕事に慣れてきたら、展示会の企画にも参画いただきます(基本給+1万)
【研修について】
・入社後1週間は、座学にて建築について学んでいただきます。
・2~4週目には、先輩社員の商談に同行していただきます。
・2カ月目から商談デビューをしていただきます。
※だいたい半年程度で1人立ちをされる方が多いです。

ここまで解像度高く書けば、なんとなく働いている姿を想像できませんか?

ポイントは「ここまで書かなくてもいいよね?」と思った部分は
必ず書く
ことです。

これでもかというくらいまで記入してください。

②勤務時間

もう1つ、非常に多い離脱の原因が「勤務時間」です。

8:00~18:00
休憩あり

ここで働きたいと思いますか?
かなりブラックな職場だと思いませんでしょうか?

※厚労省HPより

・使用者は、原則として、1日に8時間、1週間に40時間を超えて労働させてはいけません。
・使用者は、労働時間が6時間を超える場合は45分以上、8時間を超える場合は1時間以上の休憩を与えなければいけません。
・使用者は、少なくとも毎週1日の休日か、4週間を通じて4日以上の休日を与えなければなりません。

https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/koyou_roudou/roudoukijun/roudouzikan/index.html

労働基準法でもこのように制定がされていますので、
実際はこの勤務時間ではないのでしょう。

ただし、求職者は労基法を詳しく知らない方も大勢いますので
読んだ通りに受け取ってしまいます。

【①②のいずれかを選択】
①8:00~17:00(休憩60分)
②9:00~18:00(休憩60分)
※月平均残業時間:10時間/月

【休日】
完全週休2日制(火水)

【休暇】
・年末年始
・お盆
・GW
※会社自体は稼働しているので、他の従業員と調整して規程日数をお休みいただきます。

【年間休日日数】
125日

【有給休暇】
入社6カ月~10日付与

ここまで書けばいかがでしょうか?
分かりやすくなったと思いませんか?

「残業時間なんて書くと来なくなる」
というご意見もよくあるのですが、絶対に書いてください。

残業時間を魅力と感じる方も大勢いますし、
入社後のミスマッチの原因になりかねません。

求人記載時のポイントは…
「とにかく全部隠さずに書くこと」


③「?」が付かない求人を作るために

最後に、こちらをお伝えいたします。

人間には思い込みというものがあるので、
「このくらいは書かなくてもわかるだろう」
と思い込んでしまうことも多いです。

例を挙げると、
「ルート営業の意味はみんな知っているはず」
という思い込みです。

営業畑にずっといると当たり前かと思いますが、
一般的な考え方でいうと
「営業=新規でたくさん断られながらも、契約を取っていくもの」です。

このように、
「自分では当たり前のことでも、他者にとっては当たり前ではない」
ことが多いのが仕事です。

なので、求人を作成したら
「募集職種とは一切関係のない第3者」に見てもらいましょう

見てもらう対象は、
なるべく離れているに越したことはないです。

具体的には、
・家族
・友人(家族経営の場合)

の2パターンが有効です。

しっかりと読んでもらって
「ここどういうこと…?」と思われた部分は
全て記入していきます。

求人の「?」を防ぐ書き方をするには…
「募集求人からなるべく離れている第3者にチェックしてもらう」
ことが有効


本日のまとめ

求人はたくさんあるため
求職者に「?」と思われると、次の求人へ進んでしまう。
②特に「仕事内容」「勤務時間」は要注意
第3者にチェックしてもらうことで
どこで「?」を感じるのかを把握し、改善をする。

本日も最後までお読みいただきありがとうございました。

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ぜひご覧ください。

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また次のnoteでお会いできますのを、楽しみにしております。

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