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企業がするべき「窓際族」を作らないための努力

※窓際族とは
企業の出世コースから外れた社員であり、主に中高年層の人々を指す言葉。
重要な仕事が任せられず、徐々に隅に追いやられる様から付いた。

一部参考:https://jp.stanby.com/magazine/entry/20240230

言葉を選ばずに言いますと、
「会社の売上に貢献しておらず、人件費の方が高くついている」
状態の方を指すことが多いようです。

ビジネス的な観点から言うと、
「人件費>売上=損失」です。

少子高齢化の時代ですから
少しでも効率よく利益を上げないといけません。

余計な出費を作りだしている場合ではないです。

本日は、企業側ができる
「窓際族を作らないための努力」についてお話します。

栁澤航希(Yanagisawa Koki)
■動画編集/SNS運用を通して、企業の「採用」「集客」をサポート
■新卒で人材業界に入社
⇒採用コンサルとして、50社以上の採用課題を解決
⇒70名以上の採用を「無料媒体のみ」で達成
■少子高齢化が進む現代で、売上向上のための採用に限界を感じる
⇒「映像」を使った集客や採用活動の手助けを行う
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①窓際族になってしまう理由

そもそも、なぜ窓際族が生まれてしまうのでしょうか?

主要な理由はこちらになります。
・働くモチベーションがない
・社内での人間関係が上手くいっていない

1つずつ解説していきます。

Ⅰ.働くモチベーションがない

こちらをご覧ください。

https://www.nippon.com/ja/japan-data/h02030/

こちらは世界と比べた「仕事への意欲」に対する調査です。
日本人の仕事に対する意欲は「世界でも最低水準」と言われています。

続いてはこちら…

https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000030.000029010.html

人事評価に対して不満に思うことの調査です。

1位と2位に注目してください。
まとめると「正当な評価が得られない」ことに不満を持つ方が多いです。

最後にこちら

https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000030.000029010.html

人事評価がどのように行われているのか
「全体の半分が分かっていない」状態となっています。

以上の3点から、
「何をしたら評価されるかが不明確なので、仕事のやる気が出ない」
「働くモチベーション不足」に繋がっていると考えられます。


Ⅱ.社内での人間関係が上手くいっていない

もう1つ、社内の人間関係が上手くいかないことで
隅へと追いやられているパターンもあります。

https://woman-type.jp/academia/discover-career/data/vol-60/

こちらは「職場の人間関係がズバリ何点か?」を表した図です。
こちらのグラフからは、「半分以上が不合格」と読み取れます。

https://woman-type.jp/academia/discover-career/data/vol-60/

続いて「人間関係がきっかけで転職を考えたことがあるか」です。
「約8割が考えたことがある」と回答しています。

このように、人間関係に不満を思うことが多いのにも関わらず
それをきっかけとした転職志向が「8割もいる」という事実があります。

そしてこちらもご覧ください。

https://woman-type.jp/academia/discover-career/data/vol-60/

「職場の人間関係で、不満を感じる相手は誰か」という調査です。
大事なのは「部下に不満を感じる上司がいる」という事実です。

先ほど話した通り、評価制度が曖昧な企業が多いので、
「嫌いな人は昇進の推薦をしたくない」という心理が効果的に働く可能性も出てきてしまうということです。

結果的に、昇進の可能性を潰されてしまっているので
「生産性のある仕事は若手に取られ
自分の仕事が減っていく」
事態になります。


②窓際族を生まないためにすべきこと

それでは対策を見てきましょう。

なお職種ごとや業種ごとの違いなど
パターンは多岐に渡る」もののため
詳しい説明も別の記事で更新していこうと思います。

主な対策は、下記の2点になります。
・評価制度を数字で落とし込む
・そもそも社内に合わなそうな人を採用しない(ミスマッチを事前に防止)
それでは順番に説明していきます。

Ⅰ.評価制度を数字で落とし込む

先ほど2つを紹介しましたが、こちらの方が圧倒的に大事です。
ミスマッチ人材だけでなく、
「会社に合っている社員」も辞めてしまう可能性があるからです。

人間は数字を出されるだけで
途端に説得力が増すという研究結果があるそうです。

数字で評価方法を握っておくことで、
自分の仕事をし続けるモチベーションを与えましょう。

それでは、パターン別に数字に落とし込む方法です。

【数字が出しやすい職種の場合】
・該当職種:営業、人事、配送 …

・特徴:
〇自分の成果が目に見えて分かりやすい。
〇会社の表舞台で活動する職種

・評価方法例:上げた成果の数字で判断する
EX.
〇営業:月のアポ取得数
〇人事:目標採用数の達成率
〇配送:月の配送率 …

【数字が出しにくい職種の場合】
・該当職種:事務、飲食店勤務、営業事務 …

・特徴:
〇任された作業をこなす業務
〇縁の下の力持ちタイプの職種

・評価方法例:
確実な業務の遂行(減点方式)+売上アップ施策(加点方式)
EX.
〇事務:どれだけミスをしなかったか
    +生産性向上(残業時間短縮、業務効率化など)の達成

〇飲食店勤務:どれだけミスをしなかったか
       +売上アップ施策(店内張紙、SNS集客など)の達成
〇営業事務:どれだけミスをしなかったか
      +売上最大化への貢献(営業業務の巻き取りなど)の達成

このように、とにかく数字で判断をすることを心がけましょう。
「社員に共有する」ことも必ず忘れずに行ってください。


Ⅱ.そもそも社内に合わなそうな人を採用しない(ミスマッチを事前に防止)

何回も言っていることになりますが、
「ミスマッチは応募~面接の段階で防ぐ」ことが鉄則です。

今回は窓際族と言ってはいますが、
結局は会社に合わなかった方がそうなっていくので
「離職=窓際族」と言えるかと思います。

ですので、ミスマッチを防ぐ方法はズバリ
・「待遇/福利厚生への不満」を防ぐ
・「社内環境への不満」を防ぐ

この2点の徹底になります。

こちらの記事にて、詳しく説明をしておりますので
ぜひ合わせてご覧ください。


本日のまとめ

①窓際族になってしまう理由
・評価制度が曖昧で
 「仕事を頑張っても成果が目に見えない」
ため
 モチベーションが上がりにくい。

窓際族を防ぐためにできること
・数字を使った評価を徹底し
 評価結果を社員にしっかり共有する。
・応募~面接の段階で、
 自社に合わない社員を採用しない。

本日も最後までお読みいただきありがとうございました。

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