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お勧め図書:『自分の仕事をつくる』『自分をいかして生きる』〈主宰者コラム〉

こんにちは。今日は主宰者コラムということで、本の紹介をしてみます。

少し前になりますが、この勉強会のメンバー(就活中の大学生)とのズーム面談の時に話題に出てきた本です。
本のタイトルはうっすら知っていたのですが、まだ自分は読んだことがなかったので、シリーズ(?)2冊をAmazonで即購入しました(大学生のクライアントが読んでいる本はいつもけっこう興味があって、話題に出ると購入して読むことが多い)。

2冊ともとても良い本で、特に将来に対して閉塞感や不安を感じる大学生や、今の仕事について違和感を感じている人には、貴重なヒントとフィードバックに満ちた本だと思います。世の中の価値観や権威的な物事の判断基準に流されずに、著者が自分の目で見て感じたことを丁寧に積み上げた人生観や仕事観にはとても好感が持てました。『自分の仕事をつくる』が最初なので、興味ある方はこちらからが良い気もします。

個人的には昔から不思議とデザイナーの人の本が好きで、家に何冊もあります。


デザイナーでもあり「働き方研究家」の肩書きをもつ著者
が、誠実に真摯で一貫した姿勢と価値観で取材して感じたことがまとめられています。
そこから現代の仕事に我々の多くが感じている違和感や嫌感の正体を浮かび上がらせてくれます。
そして、自分はこういう仕事をする人になりたいんだった!と思い出す。

・人間は「あなたは大切な存在で、生きている価値がある」というメッセージを常に探している生きもの

・手に取った瞬間、モノを通じて自分が大事にされていることが感じられるデザイン

など、感じ入る表現も多くて、ゆっくりノートをとりながら読んでました。

結局は、幸せや充実をつくり出すのは仕事そのものでなくて「その仕事に誰がどう取り組むかなんだ」という基本が深く実感できます。

仕事は手段であって、それを通じて何を得て、何を伝えていきたいのか?
気がつくと仕事での評価や報酬が目的のすべてとなってしまい、受験や就職活動さえその価値観の枠組みで取り組んでいる人が少なくないと思う。

一番大事な部分を改めて考えることで、救われる人もいそうです。

それに誰が読んでも良い本だと感じると思いますよ。
さっそく自分のクライアントたちにもけっこうオススメしておきました。

今日は以上となります。

GL plus 小津 剛

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