
知ってると生きやすくなる?「怒り」の発動条件
こんばんは。土曜日担当のえれなです。
実は、私。。。
怒らないひとなんです!!!!!
うそです。そう言えたらどんなにいいか。
もちろん、もう30歳を超えたいい年なので、「キレ散らかす」ようなこともないし、人にはマイルドに対応することを心がけています。
でも、怒っても離れていかなそうという人には、プリプリしてしまう。
(私に怒られたことある人ー!大好きの裏返しなんだ!ごめんな!!!)
怒ると疲れる。
不機嫌でいると、誰も寄り付かなくなる。
怒るって、いいことないよねえ~~~
はぁ~怒らずに生きられたらどれだけハッピーでピースなんだろうな~~~
と、思いますよね。
「怒り」の感情はどうやって起こるのか。
今日は「怒りのメカニズムと対策」のお話です。
怒りの発生源は「期待」である
怒りの発生源はズバリ「期待」であると考えています。
もっというと
「相手に期待したうちの、どれくらいが結果として返ってきたか」
期待と現実の乖離が大きいほど怒りが大きくなる。というわけです。
なんのこっちゃ、と思う方もいると思うのでケーススタディという名の昔話のコーナー。私が外国人技能実習生の担当営業をしていたときのことです。
【外国人技能実習生とは】
外国人に日本の技術・技能や知識を伝えて
母国で活躍してもらう制度です
日本の国際的な地位と役割において、開発途上国の「人づくり」に貢献することが求められています。このため、これらの国々から優秀な若者を日本に招き、日本の優れた技術や知識を学んでもらって、母国の発展のために活躍してもらうための仕組み、それが外国人技能実習制度です。
主にベトナムからの技能実習生を紹介し、彼らが帰国するまで企業と人材双方のサポートする役割をしていました。
担当顧客は小規模の建設業が多く、ちょっとやんちゃな感じの社長さんもちらほら。有名人で例えると、長渕剛みたいな「努力!義理人情!誠実!!」みたいな。
A社 社長(長渕剛タイプ)
「途上国の若者が夢と家族を背負って日本に働きに来た。会社で全力でバックアップする」
B社 社長(マイルドでゆるい)
「ちょっと長めのワーホリって感じだよね。3年じゃ仕事教えきれないけどうちとしても助かるわ。」
A社はうまくいきそう、B社はなんかちょっとドライですよね。
入社後、会社と実習生のトラブルが多かったのはどちらの会社だと思いますか?
実は、A社のほうだったんです。なぜでしょうか。
A社は同年代の日本人従業員以上に「勤勉でまじめに働く若者」であることを求めました。
ですが、地方の高校を卒業して、農業や小さな商店など実家のお手伝いを
数年しただけの若者が、「日本式にバリバリ働く勤勉な労働者」なんてすぐになれるわけがない。
(学歴や業種をディスる意図はないです。社会経験ない人に求め過ぎって話)
このケースの場合、日本人従業員と比べても特段勤務態度に問題があるわけではありませんでした。
指摘されるのは「給料でブランドものを買っていた」「先輩に誘われてパチンコに行っていた」「休みの日に朝まで飲み明かしていた」など
え…それ、他の日本人従業員には干渉しないよね?というものばかり。
ここでは「家族と夢を背負った途上国の若者が日本人以上に勤勉に働き、プライベートも真面目だろうという期待」と「ブランドものもお酒も好きな今時の若者」という状況がトリガーとなり、「期待」と「現実」の乖離が生まれてしまったというわけです。
会社全体で熱い想いを持っていたにも関わらず、一時は双方の関係が崩壊寸前になってしまいました。(この時は私だけでは収束させるのが難しく、上司にめっちゃ助けてもらいました。ありがとう上司)
以下では、その時に上司が私とA社の社長に教えてくれた「期待値のコントロール」についてお話します。
「期待値のコントロール」とは
ざっくりいうと、
期待しすぎる状況を作らないようにして、現実とのギャップを少なくし、
怒りの大きさをコントロールしよう!!
というものです。

ビジネスの場でよく耳にするアンガーマネジメントにも通ずるものがあり
怒りの感情を表に出すまでのフローの中の認識→(感情→身体反応)→行動
のうち、とくに行動に重点を置いたもので、期待値コントロールはその前段階の「認識」の時点でのお話になるのかな、と個人的に思っています。
余計な怒りは上流でなんとかしておきたいですよね。
自分以外のことはわからないことだらけと認識する
「想定の範囲内だ!」と思うことを増やす
怒りの感情を外に出すときにこねて角をとる
そもそも期待しすぎない(言うてこれが一番ムズイ
こんなに「期待しなければ失望しない!悲しくならない!怒らない!」とはいいつつも、「他人やものごとに一切期待しない」というわけではない。
この加減がとても難しい。
楽しそう、おいしそう、わくわく、やってみたい、行ってみたい、という「期待」の感情は人生に欠かせないスパイス。。。いや、メイン食材といっても大袈裟ではないと思うほどの大切なもの。大事にしていきたいものでもある。
前回の担当noteで取り上げた「承認欲求」と同じように、ちょうどいい距離感で付き合っていきたいですね。(一番下に貼ったから見てくれよな!)
とりあえずこちらの本を買ってみようかと思います。
誰かいい本あったら教えてください!!!(他力本願
明日は日曜日担当のしげちゃんです。お楽しみに
良い週末を!