子どもにも大人にもおススメ✨写真絵本【ひとしずくの水💧】で理科のお勉強
note大学Study部のメンバー祐希さんが、とてもすばらしい絵本を紹介してくれたので、記事にしてみます。
『ひとしずくの水』(ウォルター ウィック (著)、林田 康一 (訳)、あすなろ書房)
☆祐希さんとは
水の話に入る前に、祐希さんについて簡単にご紹介します。
薬膳を絡めた健康や美容、読んだ本や映画のレビューに絵本紹介まで、とにかく幅広くいろんなジャンルを精力的に発信されている祐希さん。アイコンとお名前から醸し出される「癒し系」な雰囲気がまた最高です😊💕
そんな祐希さんですが、信念を感じさせるエピソードもあります。冒頭でご紹介した『わくわくする心と好奇心を忘れないで』より、ちょっと引用してみます。
でも私はサボりっ子😓
中学も高校も最初はクラブに入ったけど、
最終的には帰宅部になってましたから💦
「ちょっと、これからどうするつもり?」
と先輩や顧問に囲まれて、サボりすぎを注意された
経験が何度もあります。
「家に帰りたいんです。」と大マジで答えてました。
…気が合いそうです笑😝
勉強熱心で信念もある祐希さんの、今後の発信に注目です!💕
☆『ひとしずくの水』とは?
『ひとしずくの水』は一言で言えば、「写真集のような科学絵本」です。
例えば最初のページには、「ひとしずくの水が落ちる瞬間」の写真があります。
美しい写真の数々にわくわくしながら、「水って不思議だなー」とページをめくっていくだけでももちろん楽しめます。
しかし本文をよく読むと、「この世界にあるものはみんな小さな『つぶ』が集まってできていて、その『つぶ』を分子という」と、科学的に極めて重要なことが冒頭からサラッと書いてあります。
他にも「表面張力」「蒸発」「凝結」などの言葉も出てきますし、雪の結晶や虹、シャボン玉がどうやってできるのかなど、かなり本格的な話題も出てきます。
ですから、子どもから大人まで、それぞれの段階に応じて楽しむことができるおススメの科学絵本です。
☆molとは?
…これだけだと尺が足りないので💧ちょっと問題でも出してみましょうか。
🌸問題
コップ1杯の水の中には、いくつの水分子がありますか。以下の条件に従って求めなさい。
✅アボガドロ定数を 6.02 × 10^23(10の23乗)/mol とする。
✅コップ1杯の水の質量を180gとする
✅水分子の分子量を18g/molとする。
…高校化学でやりましたね。そんなに難しくはありませんので、一緒に思い出しましょう。
先ほども申し上げたとおり、この世界にあるあらゆるものは、原子や分子などと呼ばれる粒子でできています。
そこで、「億」や「兆」などでは表現できないとても多くの粒子
💧6.02 × 10^23 個 (10^23は「10の23乗」という意味です)
の粒子を1mol、と定義します。(これを「アボガドロ定数」と言います。アボガドロは科学者の名前です。)
ちなみにコぺルくんはお嬢さんとカラオケに行った際に、ボカロで有名なDECO*27(デコニーナ)さんのお名前を見て、「デコ27乗?」と口走ってしまいお嬢さんに「アボガドロ定数かよっ!」とツッコまれていました。愉快な親子です。
…閑話休題💧
数字が大きくて難しく感じられるだけです。本質的には、鉛筆12本を1ダースと呼ぶのと大して変わりません。
この定義の下、例えば水(H2O、2は右下に小さく書かれていると思ってください)の分子を1molだけ集めると18gになることがわかっています。こういうのを「分子量」といいます。
ここまでわかっていればもう簡単ですね。
180g × 6.02×10^23個/mol / 18g/mol
※180/18で、コップ1杯の水が10molとわかりますから、それにアボガドロ定数をかけるだけです。
というわけで、コップ1杯180gの水には、10mol、6.02×10^24個もの水分子が存在して、動き回っているのです!
…桁が大きすぎてあまりピンと来ないかもしれませんね💧
参考までに、10^8が「億」、10^12が「兆」です。
桃鉄を99年やっても「兆」より大きい単位なんて使わないですもんね😝
6.02×10^24個ですから、兆にさらに兆をかけ算したとてつもない大きな数だけ分子がコップの中に存在しているのです。
『ひとしずくの水』には、ひとしずくの水に含まれる水分子の数として300兆個という数字が紹介されていますが、これはかなり小さな水滴の話だということが計算してみるとわかります。
余談ですが、10月23日のam6:02〜pm6:02はmolの日(化学の日)に定められています。時刻まで指定がある記念日は珍しいです。
…おわかりですね。アボガドロ定数を「6:02 10/23」のように日付と時刻に見立てたシャレによって、10月23日のam6:02〜pm6:02はmolの日になったのです。
☆おわりに
というわけでこの記事では、超人気noter祐希さんと、ステキな科学絵本『ひとしずくの水』をご紹介して、ついでにちょっと高校化学の復習としてコップ1杯の水に含まれる水分子の個数を計算してみました。おもしろかったですか?
勉強は、学校で教わることや教科書に載っていることだけではありませんし、ましてや人と競いテストでいい点を取ることは手段に過ぎないのであって目的そのものではありません。祐希さんも仰っているように、「すごい!」って感動したら、「どうしてだろう?」って自分から調べ始めて、そこから勉強が始まるのです。探究心の入り口、きっかけが大切です。
最後までお読みいただきありがとうございました🙇♀️今後もがんばりますので、励ましのスキ・コメント・フォロー・サポート・おススメ・記事の拡散などしていただけますとめっちゃ嬉しいです。フォローは100%返します。今後とも有益な情報発信に努めますので応援よろしくお願いします🙇♀️またねー💕
💧高校化学をもっと深く学びたい方はこちら。
💧この記事はnote大学の「読書部」「チア部」「Study部」の各活動を兼ねています。
💧近々、Study部でイベント開催!(note大学生でなくても参加OK!)マガジンをフォローして予習・復習に励もう!
💧note活動の継続にはあなたの温かいサポートが必要です🙇♀️この記事が少しでもタメになったという方は、100円でも助かりますのでぜひサポートをよろしくお願いします🙇♀️✨PayPayでも受け取れます!💕
🌸🍃この記事の執筆者、Study Partnerは、コペル&アヤでした🐣
#毎日note #毎日更新 #note #毎日投稿 #自己紹介 #アヤ先生 #フォロバ100
We love note and science!💕