見出し画像

先週、意を決して(!?)ずーっとずっと行ってみたかった「神田古本祭り」へ。

お昼前に着いた時、しまった❗️と思いました。
人が予想していたよりもはるかに多かったから。

土日は、よほどのことがない限り近所以外あまり外出したくない。
平日なら時間も行動も自由がきくけど、土日祝は自分のペースで動けないから。

神保町ブックフェア(「神田古本祭り」イベントで、すずらん通りに入ったら出版社のワゴンがずらりと並んでいてすごい人だかり!!
初めての私は少し気後れし、空いているワゴンに寄って見たら出会いました♪

モンドリアンぽい配色が良い栞♪


そして違うワゴンで出会ったのが、、、
【文学を着て、街に出よう】Tシャツ♪

学生の頃好きだった中原中也の詩「サーカス」の中の印象的なフレーズが書いてあるTシャツ。
Tシャツの色も、わたし色。(パーソナルカラー〈スプリング〉)

〜サーカス〜
幾時代かがありまして
   茶色い戦争がありました

幾時代かがありまして
   冬は疾風吹きました

今夜此処での一盛り
   こんや此処での一盛り

サーカス小屋は高い梁
   そこに一つのブランコだ
見えるともないブランコだ

頭倒さに手を垂れて
   汚れ木綿の屋根のもと
ゆあーん ゆよーん ゆやゆよん

それの近くの白い灯が
   安値いリボンと息を吐き

観客様はみな鰯
   咽喉が鳴ります牡蠣殻と
屋外は真っ闇 闇の闇
夜は劫々と更けまする

落下傘奴のノスタルジアと
ゆあーん ゆよーん ゆやゆよん


戦争、という言葉から悲しみも感じますが
七五調の表現やひらがなのリフレインが
郷愁の中にもどこかしらユーモラスさを感じます。

ふとヴェルレーヌの詩を思い出しました。


巷に雨が降るごとく
わが心にも涙降る。
かくも心ににじみ入る
この悲しみは何やらん?


古本祭りに行ったのに本を買わない手はない。
2冊買ってきました。


これから読みたいと思います。

地下鉄の壁が本棚みたいでした。

すずらん通りの両側には、飲食店も沢山。
その中で特に並んでいたのが「はちまき」。
江戸川乱歩がよく来ていたようです。

この記事が参加している募集

最後までお読み下さりありがとうございました。 内容が気に入って頂けましたら、サポートをお願いします♪ 頂いたサポートは、今後も書き続けていく意欲&新たな活動費、加えて他のnote仲間たちの素敵な記事購入費とさせて頂きます♪