生産性とゆらぎだけが残る

大きな資本が世の流れをまるっきり変えてしまうのにも
だいぶ慣れてきたように感じますね。

主にコロナのせいですが。

さて、
みなさんは
『UX,UIデザイン』を知っていますか？

聞いたことはあるかも知れませんし、
仕事で活用されている方も少なくないでしょう

ひろーく、おおざっぱに説明すると
UX•••『面白さ』
UI•••『使いやすさ』
これらを意識してデザインすること。又はされたもの。
を指します。

ここ数年、この『UX,UIデザイン』は
非常に安売りされるようになってきました。

主にGAFAやらBATといった巨大な資本のせいですね

これまで、
『UX,UIデザイン』が洗練されたものには
高いお金を払うのが半ば当たり前とされていた所を

巨大な資本によって
薄利多売、いや。
そこからサブスクという
とてもユーザーにとってハードルの低い手段により
多利多売を実現させてしまったが故に

『洗練されていて当たり前。』

そんな世の中になっていることを
普段デザインなんか気にもしない人ですら感じるはずです。

『ググれば良くね？』
『それ、Amazonで買えば良くね？』

もちろん、
それを私達は望んでいるからこそ
お金を払っているわけで
お金が払われるからサービスは続くわけなんですが…

こりゃなにやっても大企業には勝てないわw

なんて別に戦う気もないのに
草を生やしていた時、
ふと思ったんですよね

ほんとにそうなん？って。

凄くアホらしいんですけど
ニッチなジャンルは大企業は参入しづらいからうんぬんかんぬんみたいなよくある話ではなくて

洗練されているわけじゃないけれど
評価されているものってありません？？

お婆ちゃんの形見とか
山登りとか。

最近爆発的に伸びているVtuberでいうと
キズナアイよりも
にじさんじやホロライブを筆頭とする
後発のVtuberの方が好調なのも同じ様な感じ。

少し前に流行ったマインドフルネスなんかも
近いものがあるのかも知れませんね。

このニュアンスが伝わるか分からないけれど
これら全てはゆらぎが評価されてるんじゃないかなって
最近の出来事を振り返って思ったわけです。

このままだと何も伝わらないんで
話を少しハッキリさせると

ここでいうゆらぎというのは
学問的な話ではなくて概念的ゆらぎのことで
『たき火見てるとなんか落ち着くよね』ってやつのことです。

人間を含めた生物、風、自然などから
何か明確でないけど確かに感じる心動かすもの

これらが評価されている所に
直接的に巨大な資本が絡んでいることは
殆どないんじゃないでしょうか？？

この先の社会で
遺伝子の大幅な操作を良しとするような事にならない限りは

高い生産性と洗練されたUX,UIデザインからなる
モノやサービスは大企業が独占し、

残された評価ポイントである
ゆらぎこそ、
これからの社会で改めて大きく取り上げられるようになる様な気がしています。

歴史的価値や手間をかけたことによる価値も
理屈めいた裏付けのあるものとして扱うのではなく
心揺さぶるゆらぎがそこにあることを
アピールしていくのが
巨大な資本との戦い方になりそうです。

一周回って
そのゆらぎを生産とは違う形で
お金にするプラットフォームを作った
大企業は、やっぱりスゲェな。

と、これまでベラベラと話し
積んできたものを全て崩して
この話を〆たいと思います。