本日のヒト皿 ゴーヤーカレー
ゴーヤ、お好きでしょうか?
ツルレイシ、苦瓜、ゴーヤー、ゴーヤ、bitter melon
もっぱらゴーヤと呼んでいる。
初めて食した、というか味見したのが25年近く前だったと思う。
義父の法事で九州に帰省中、義母が毎朝作って愛飲しているというゴーヤー、バナナ、豆乳スムージーを「飲みぃっちゃ、最っ高~!においしんやから」と全員に、お坊さんにまですすめ、いや、いいです、といいながら一口味見し、絶句した記憶。
そのトラウマからゴーヤ=超絶苦い!という認識で買わず、食べず。
20年前、2年間通っていた都内のタイ料理教室で習ったゴーヤーと海老のレッドカレーも、やはり好きになれなかった。
ところが、10年前から夏になると週一で食卓にゴーヤが登場するようになる。
このレシピを考えてから、かなりの頻度でうちの夏カレーとして定着。
柚子胡椒+カレー粉でゴーヤのキーマカレー
我ながら冴えた調味料の組み合わせだと自負しているレシピです。
柚子胡椒とウスターソース、醤油という組み合わせを考えて、オムレツと炒め物をよく作っていたから、ゴーヤチャンプルーにも柚子胡椒って合うのじゃないかと使ってみたらいい感じの仕上がりになり、それこそ苦みを辛さで制すとでもいう組み合わせに気付き、ゴーヤのキーマカレーへとつながる。
カレー粉
その日の気分でカレー粉を使い分けて、わしわし食べる夏カレー、ゴーヤのキーマカレーです。
ゴーヤの苦さを和らげるには?
夏に苦さを摂取することが大事、といっても苦すぎたのでは食べられないでしょ。
私は少し塩をしてしばらく置き、水で塩気を洗い流してから調理するという方法。
最近の主流は水洗いしなくてもよい分量の砂糖と塩をふってザルに入れて置き、水気が切れたところで調理、という方法。
どちらでも気にいった方法でいいと思う。
長い間、ゴーヤのワタと種には苦みが多いからしっかり除きましょうと言われてきたけれど、これも最近では苦みは皮に多く、ワタはさほど苦くなく栄養も豊富なので取り除きすぎないようにというレシピも増えてきている。
まぁ、どちらでもお好みで。
ゴーヤと豚肉のタイカレーペースト炒め
タイカレー好きだからタイカレーペーストは常備、炒め物にもよく使う。
パッペッガイ(ผัดเผ็ดไก่)~チキンのタイカレーペースト炒め~のアレンジとしてレシピにしたけれど、これもうちの夏のゴーヤカレーです。
ワンプレートでランチにするとカフェ気分
常備菜などをちょこまか盛り付けてランチ
夏にスリランカ料理を作るときのお助けサイドディッシュ
けっこう苦い!だけどスリランカンプレートの一品として食べると素敵な調和になるのですよ。
すっかり日本全国の夏野菜として市民権を得たゴーヤー
緑のカーテンが日本中の夏景色となって久しいですよね。
那覇で食べた JEF のゴーヤーバーガーが懐かしい、2023年猛夏。
今度作ってみようかな。