四月下旬から週五で食べている塩ゆでそら豆。
六月に入りそろそろそら豆前線も北上し始め、お店に並ぶそら豆は千葉県産から新潟県、山形県産へと移っている。
こうなると急き立てられるように、ゆでそら豆で作る豆板醤を仕込まなきゃと米麹などを買いに走る。
空豆 蚕豆 天豆
さやを天に向けて実るから空豆
蚕が作るまゆの形に似ているから蚕豆
料亭や小料理屋さんでは、空を天と書いて天豆
私はそら豆と書くのが好き。
世界最古の野菜の一つであるそら豆を塩ゆでして、キリンクラシックラガーをぐぐぐっと飲む一日の終りの晩餐。ああ、シアワセです。
そんなそら豆の最終季を目前に豆板醤を作った。
豆板醤と言いましたが、中国の生そら豆で作るあの独特な発酵味と匂い、ちょい強めの塩気のある豆板醤とは違う、言うならば、そら豆唐辛子塩麴?
レシピは毎年 koizumipress.com から ↯
材料はゆでたそら豆、米麹、塩、韓国産粉唐辛子、一味唐辛子
熟成させればさせただけそれぞれの材料が米麹の力で一致団結してより深くまろやかな豆板醤となるのですよね。
そんな絶品自家製豆板醤の欠点は何かというと、熟成期間が長くなればなるほどもったいなくなってきて、使うのが惜しくなる!という点。
時間が醸す美味なる調味料
そら豆で作る豆板醤!
うまっ!
ぶどう山椒
毎年五月のゴールデンウィーク明けぐらいに届くのが和歌山 山本勝之助商店のぶどう山椒だ。
初めて生のぶどう山椒を注文したのが2019年、それまではやはり山本勝之助商店のフリーズドライ実山椒や粉山椒を取り寄せていた。
届いたぶどう山椒は友だち宅にお裾分けして、あとはさっとゆでて冷まして冷凍、一年間いろいろな料理に使って楽しむ。
(ゆで方や冷凍法は実山椒醤油のレシピに詳しく記しています)
まだまだどれだけ私は実山椒の恩恵を受けているだろう?というくらい料理に使っている。
ぶどう山椒ペーストを作って、実山椒バター
実山椒醤油と実山椒ハニー
どちらも、とても重宝している。
だから常備中。といっても一年分作り置くのではなくて、冷凍ぶどう山椒を使って三か月ごとに作っている。
実山椒醤油
実山椒ハニー
パウンドケーキやパンケーキにも、たら~り芳醇ハニー!
今年はぶどう山椒以外に濃い緑の実の中が黒く熟した実山椒も買って、すぐにゆでて冷凍、これは長く煮込むときに使おうと思う。
実山椒は熟す時期によって適した調理も違うという。
ああ、奥深き実山椒の世界!
世界の名だたるショコラティエをも虜にするぶどう山椒
中国の華北山椒=花椒とは香りも辛さも違う日本古来の香辛料、山椒
英名は JAPANESE PEPPER
楽しい也
マー活!
ラー活!