六月晦日 「夏越ごはん」 一汁三菜 2023
一年の半分にあたる6月の晦日(30日)は、半年間の心身の穢れを祓い、無病息災を祈る「夏越の祓(なごしのはらえ)」。
神社では、鳥居の下や拝殿の前などに茅や藁で作った大きな輪(茅の輪)を設け、茅の輪(ちのわ)くぐりを行い、半年間の穢れを祓い、残り半年間の無病息災を祈る神事が行われます。
そして「夏越の祓」の行事食が「夏越ごはん」です。
米穀安定供給確保支援機構が、ごはん食の魅力再生とごはんの消費拡大を図る目的として「夏越ごはん」を推進しているということなので、私も今年の水無月晦日には夏越ごはんを作りました。
雑穀ごはんに野菜かき揚げをのせて、おろし生姜とタレをかけたのが、夏越ごはん
旬の野菜を紫玉葱以外は輪切りにし、ボウルに入れて混ぜ、米粉を入れて和えてから衣を加えました。
油で揚げてかき揚げを作ります。
黒米、紫もち麦、押し麦、五分搗き米で炊いた雑穀ごはんをよそい、かき揚げをのせ、おろし生姜を天盛りにして出来上がり。
精進献立で一汁三菜
せっかくだから初夏らしい精進料理の献立にしました。
辣料(からみ)豆腐は江戸時代の料理書「豆腐百珍」からのアレンジ。
前の日の夜に純米酒と醤油、水、これでもかというほどの量のすりおろし生姜を加え、コトコト煮て冷ましてから冷蔵庫で寝かせた豆腐料理。
(精進料理なので鰹出汁は使わず)
かき揚げ丼にせずに、天茶にしました。
ルイボス茶漬けは、一度食べてすっかり虜になったので、今回もルイボスティーで天茶にしました。
お味噌汁をいただき、副菜を少しずつ食べてかき揚げ天茶を味わう、その組み合わせが何とも爽やかで、だけど揚物だからしっかりお腹もいっぱいになる、そんな夏越ごはんの一汁三菜でした。
これは我が家の行事食にしよう!
そう決めました。
買って来たかき揚げだっていい、パック入りの麦ごはんでもいいし、麺つゆで天丼にしてもよし。
夏越ごはん、清々しい気持ちになりますよ。
ぜひぜひ~