
本日のヒト皿 ガパオライス
20年前、タイ料理教室で習ったあの料理が、日本でここまでポピュラーになろうとは、想像しなかった。
ガパオライスという日本独自の料理名になり、日本の食事シーンにドドーンと座ることになろうとは。
ガイ パット バイ ガパオ ラート カオ
鶏肉とバジルの炒めのせご飯 Thai stir-fried minced pork with basil
簡単に言うならバジル炒めでいいらしい。
パット ガパオ ผัดกะเพรา
これに材料の肉とかシーフードのタイ語をつけ足せばいいわけです。
ガイサップ(ผัดกระเพราไก่)
ムーサップ(ผัดกระเพราหมูสับ)
ヌアサップ(ผัดกระเพราเนื้อ)
ほんとうはガパオ=ホーリーバジルだけど、日本ではほとんどスイートバジルが使われていますけどね。
まだホーリーバジルはハーブコーナーでもまず見かけない。
ならば自宅で栽培すればいいわけです。

(写真中央の鉢)
秋まで楽しめます
大きいホームセンターではポット植え苗を売っている店舗もあるので、幸運にも見かけたら一鉢買っておくのがオススメ。

使いたいときにぱぱっと用意できるから◎

レッドホーリーバジルとダークオパールバジル
ガパオライスはうちで料理するのが一番おいしいと信じて20年。
ホーリーバジルじゃなくてもスイートバジルでいいわけだし、調味料だって常備してある調味料で簡単に合わせ調味料は作れるのだから、ガパオライス@うちを実践しませんか?
牛切り落とし肉を叩いて作るガパオライス

(20世紀初頭)
東南アジア料理にも不思議と合うのです

目玉焼きは両面揚げ焼き、ライスはジャスミンライス
ホーリーバジルは加熱しても色は緑です
(作り方は簡単&本格的な二つのレシピに詳しく記載しています)
もしクロックがあれば、生唐辛子とにんにくを潰して使うと、いい気分。
蒲鉾板とテキトーな石でもOK.
もちろんみじん切りだっていいわけです。
(唐辛子は今、青唐辛子の季節なのでたくさん買って生のまま冷凍しておくと重宝します)

料理する気分も一気に⤴⤴⤴
ぱぱっと常備菜などを前菜プレート風に用意して、ちょっとしたうちカフェランチ

アルコールが欲しくなるランチです

・紫キャベツのコールスロー
・赤玉ネギと紫キャベツのアグリドルチェシチリア風
・モッツァレラ&トマト

(叩いた牛肉と同化しているけれど…)

かりかり目玉焼き!ホーリーバジルたくさん!
ガパオ炒めは実は青魚とも相性がいいのです。

(スイートバジル使用)
ライスは麦ごはん
ケールを使ったバジル炒めというのも乙なもんです。

これだと一年中いつでも料理できるでしょ?
バジルソースはシンプルなレシピがオススメです
時にはガパオライスじゃなくて、ガパオ焼きそばというのもあり。

野菜、厚揚げ、肉の具が多いガパオ焼きそば

タイ料理に使うバジルでもう一つ忘れちゃいけないのがホーラパー

アニスの香りとクローブとミントの香りと所謂バジルの香りがミックスした香りは、
神聖な香りのホーリーバジルよりパンチが効いている
柔らかなセージの葉のような食感
ホーラパーといえば、浅蜊のナンプリックパオ(チリジャム)炒め

個性的なハーブの面々がまとまるところが凄い
器は伊万里色絵龍鳳凰文変形小鉢(幕末)
日泰コラボ料理とでもいいますかねなランチ献立
・浅蜊のホーラパー炒め
(ナンプリックパオの代わりに自家製唐辛子とパプリカペーストを使い、純米酒と砂糖、こぶみかんの葉、レモングラス、生唐辛子、にんにくといっしょにぱぱっと炒め蒸しにして、最後にホーラパーをばさっと入れてひと混ぜする)
・さつま姫牛の甘辛醤油ガパオ炒め
(つぶしたにんにくと醤油と純米酒ときび糖などでささっとからめるように炒め、最後にわさっとホーリーバジルを入れ、ピンクペッパーを散らす)
・ジャスミンライス
・キャロットラペの残りとトマト、サニーレタス、パクチーのサラダ

ホーラパーはタイカレーにも欠かせないバジルなので、来年は育ててみようかなと思っているところです。
もちろんホーリーバジルも育てますけどね。

アーユルヴェーダの国インドならではのハーブティーです
ナンプラーとオイスターソースは十数年前からずっとこれ。
絶対においしいガパオライス用合わせ調味料ができます!
醬油はシーユーカオを買わずとも日本の丸大豆本醸造醤油が◎ですから。

異国の料理を作って食べるって、ほんと、わくわくしますよね。
大好き。