「百年」
私が思い浮かべるのは大きな古時計の歌詞。
おおきなのっぽの古時計
おじいさんの時計
百年 いつも動いていた
ご自慢の時計さ
おじいさんの 生まれた朝に
買ってきた時計さ
いまは もう動かない その時計
幼かったころ、この歌を初めて聴いたとき、おじいさんはなんて長生きだったのだろうと思いながら、だけど百年という時間がどれほどの長さなのかは想像できないで口ずさんだものだ。
最近よく目にするのが人生百年時代という言葉。
かつてない長寿の時代に突入して多くの人が百歳まで生きることが普通になった時代の言葉。
さて。
百年前のソーセージという言葉を聞いたのは、2013年だったと思う。
新聞の千葉県版で百年前のソーセージを復刻製造し、期間限定販売しているという記事を読み、百年前という言葉にわくわくときめき、京成電車に乗って小一時間かけてわざわざ買いに行ったのだった。
(習志野俘虜収容所については単語をクリックしてください)
そしてその後、より多くの人々に食べてもらえるようにと、習志野商工会議所により地域団体商標登録し、有力な地域ブランド(ご当地グルメ)として育て上げるために、日東ベスト株式会社と契約の上製造を委託し、販売されるようになる。
そして嬉しいことに@frozen(新浦安店) でも販売されるようになり、わざわざ習志野市や船橋市まで買いに行かずとも買えるようになり、私としては嬉しい限り!
「今日は百年前のソーセージよ」と、ちょっと贅沢気分になりたいときの我が家のスペシャルソーセージ!
少年少女も大好き。
百年前のソーセージ@うち
まずはシンプルにいただきます。
トッピングに推しハーブ サラダバーネット!
ドイツビール・ヴァイツェンを買い、ベルリン名物のカリーヴルストを百年前のソーセージで!
ベルリンっ子のソウルフードと言われているのがカリーヴルストで、第二次世界大戦後にソーセージ屋台を開いていた女性がイギリス兵士から仕入れたケチャップ、ウスターソース、カレー粉を混ぜてソースを作りソーセージにかけて供したのがルーツという説を私は信じている。
屋台料理で、あくまでもフィンガーフードだから、焼いた後のソーセージは食べやすく必ずひと口大に切るというスタイルは守りたい。
平松洋子さんの著書の中の一文が面白い。
ジャンバラヤ
(スパイシーで絶品!いつも作るのがこのジャンバラヤ⤵)
モスクワ風ボルシチ
JK少女がまだ五歳だったとき
初めて百年前のソーセージを食べたときの感想
「おいしいよ。これ すき」
「ねぇ、百年前に、ドイツっていう国のひとが教えてくれたソーセージ、どんな感じ?」
「う~~ん し~~んとして、やさしいかんじ」
そのコメントが懐かしい秋深まるころ。
食べ物にも歴史がある。
人間が、侵略し、支配され、移住し、旅に訪れ、行き交い、人々が交わり、
作物や食べ物がその地に伝わり、 彼 の地に根付き、人々はその恩恵を受ける。あるいはその地に根付いていたものを手放すこともあるだろう。
百年前のソーセージは様々な歴史を広げて見せてくれた。
(モスクワ風ボルシチのレシピです⤵)
(note文中のレシピです⤵)