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推し一徹!「おおまさり」と「豊水」

初秋、一気に私の県民意識高まるころの千葉県民イチ推し!

豊水ほうすいは梨でしょ?」
おおまさり?何かなぁ」
そう答えたあなた。

豊水ほうすいは全国で広く栽培されている梨ですからわかりますよね。

では おおまさり は?
十数年前に比べたら、知名度も高くなったとはいえ、まだまだ「何?それ」的農作物かもしれません。

早いものはお盆のころ、旬はやはり9月から10月初旬
「おおまさり」の名前の通り、通常の落花生の2倍はあろうかという極大粒落花生

「ナカテユタカ」と超大粒の品種「JenkinsJumbo(ジェンキンスジャンボ)」を掛け合わせた落花生が「おおまさり」です。

千葉県を代表する農産物である落花生の新品種として14年間の選抜を経て2007年に品種登録出願された千葉県が誇る極大粒落花生「おおまさり」
そりゃ、推し活したくなるというもの。

初めて買って、わくわく期待いっぱいで味わったのが2012年の秋。
ゆでたての落花生を味わったこともなかったので、ピーナッツとは違う、ホクホクむっちりほの甘いゆで落花生の味にすっかり惹かれてしまったのでした。
以来毎年秋にたくさん買ってゆでてさやからはずし、冷凍して長い間楽しむのが我が家の歳時記となりました。

ゆでたてのおおまさり
さやをむくと
実が白くやわらかな薄皮に包まれています
薄皮といっしょにいただきます
ゆでたてが一番旨い!乙な一品
お茶請けにもいいですよ


ビールやハイボール、おいしい日本酒にもぴったり!

ビールのおつまみにも合います
手前はミックスビーンズに入っているうずら豆
景虎かげとら 名水仕込
さかなさやから出したゆでたておおまさり台南 明興商行のからすみ(写真奥)


落花生の季節に作りたくなるのが落花生おこわ

おおまさりおこわのおにぎりと秋刀魚かば焼きおにぎらず
こちらはナカテユタカの落花生おこわ
おおまさりとの粒の大きさの違いがわかりますよね


おおまさりってエスニック料理にも合うのです。
マッサマンカレー!

これを作りたいから旬のおおまさりを冷凍していると言っても過言ではありません。

牛肉とおおまさりとじゃが芋のマッサマンカレー 
ハイブリッドライス、半熟卵、玉ねぎピクルス 、
胡瓜のクミンとマスタードシード、カレーリーフ炒め 
ミニトマト 、紫キャベツのシチリア風炒め
ターメリックライス、鶏もも肉と筍とマッシュルームのグリーンカレー
牛肉とおおまさりとじゃが芋のマッサマンカレー 
紅菜苔グリル、グリルした人参のソテー、胡瓜とレモン


ぱぱっと南インド風カレー!

スリランカ風チキンカレー
おおまさりと豆・キャベツなど野菜のスリランカカレー 
バターナッツとココナッツミルクのマッシュ 
グリルパプリカのバルサミコとオリーブオイルマリネ 
ボルサンボル、ハイブリッドライス


時にはパテ!
Pâtéパテ de Chibaちば 
と名付けてみました。
ピスタチオの代わりにおおまさりで。

私はレバーが苦手なのでレバーなしのパテ
白く見えるのがおおまさり
おおまさりを使うからPâté de Chiba
 なのです

落花生おおまさりのゆでかた、冷凍したおおまさりの使い方は、添付したmyレシピに記載しています。

落花生をゆでるときの塩の分量は水の3~5%といいますが、ゆでた後でも塩気(あるいは調味料の味)はつけることが出来るので、私は1.5%にしています。(大匙1=15g)
塩味が足りないなら、枝豆みたいに、ゆでたさやつきおおまさりに塩を振り、しばらく置きます。

落花生の状態は収穫してからの経過時間や収穫時期によって違うので、私は圧力鍋ではなく鍋で、落花生を一粒食べてゆで具合を確かめながら、好みのやわらかさにゆでます。


懐かし写真
ちょっとステージのほうを見ると
おおぉお!
なんか
イエロ~の卵っぽい物体が!見えます!
あの
つぶらなうるうる瞳はっ!

きゃっほ~っ
ふなっしー!

とにかく生ふなっしー

しゃべってジャンプする生ふなっしー 見られたから
これで満足だなっし~
『船橋市場だヨ!全員集合』2014/05/19

スーパースターふなっしー!
生き方がね、ブレていない、媚びない、やさしいのです。愛があるのです。

梨汁ぷしゅ~で、一躍梨県千葉を強烈にアピール!
栽培面積、収穫量(生産量)、産出額ともに、日本一の梨県千葉!

船橋市、白井市、市川市、鎌ケ谷市、八千代市などで栽培され、販売所も多くあります。


山口県が故郷の私にとって、梨=二十世紀で、それ以外の品種の梨はそれこそ口にしたことがありませんでした。
首都圏に住むようになって、幸水こうすいなる梨を知り、へぇ~と驚き、十年前から贈ってもらうようになった鎌ケ谷の梨農家さんの豊水ほうすいを食べたその日から、もう豊水ほうすいこそ梨!の心変わり。

梨ってこんなに甘くて適度な酸味で、二十世紀よりやわらかいシャリシャリ感で、梨汁がかじると口いっぱいに広がるんだ!
今この時こそ食べごろという時に摘んで贈ってくださるのだから、最高に贅沢ぜいたくで最高に美味しいはずです。

昨年から梨を買いにいつもの梨農家さんを訪れるようになり、益々梨愛が深まっています。

鎌ケ谷市の梨農家さん
8月中旬の訪問時は幸水こうすいの収穫
8月末は豊水
梨の葉っぱがいいでしょ?
9月下旬の梨
左下:にっこり 左上:あきづき 右下:甘太かんた
私は甘太が一番好き
豊水みたいにきめ細かくて、甘くて梨汁ゆたかな梨

どの梨も申し訳ないくらいお安いのです。
数年前から私も豊水を親戚に送り、知人・友人におすそ分けして、届いたらみんなが「今年も待ってました。ほんとうにおいしいね」とお礼の電話やメール、私まで誇らしくなるのです。
誠実で実直なご家族が代々育てられている梨。
今年は猛暑で梨の収穫量はぐっと減ったそうです。

梨を食べながら、収穫までの手間を想像すると、生産者の方たちへの感謝の気持ちでいっぱいになります。

梨の季節のもう一つの楽しみ。
贅沢にも、梨を使って梨と実山椒の赤ワインビーフカレーを作る。

牛肉の赤ワイン煮の作り方でルー不使用で仕込むカレー
梨が最高にいい仕事をしてくれます
酢玉ねぎ 、温野菜(人参、ブロッコリー、カリフラワー、粉ふき芋、バジルソース)
リーフサラダ、新米のスパイシーバターライス


秋。
実りの秋、来たる。
私の推し一徹!


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