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12月 海峡まち旅 下関・門司 

2022年12月
冬、 春帆楼しゅんぱんろうでふくと酒に酔いしれたいという夫の夢を叶えた海峡旅。
一年前の旅の記録です。

一日目

羽田空港から山口宇部空港へのフライト、空港からバスで下関へ

下関グランドホテルにチェックイン後、午後1時半、ホテル5階「日本料理 花瀬」で遅めのランチ関門海峡のパノラマを望みながらランチ 


師走根菜魚介御膳


下関(唐戸ターミナル)から高く波しぶきを立てて5分、
連絡船は門司港(マリンゲートもじ)へ到着

雲ひとつない冬の青空 
レトロモダン門司港の町並みがひろがる


大連友好記念館
2階には自由に休憩できるスペース


JR門司港駅
2019年、6年にも及ぶ復元工事を終え、
大正時代の姿に復元された門司港駅がグランドオープン


旧大阪商船ビル 
八角形の塔屋が目印
午後3時52分 空にすじ雲
光の印影が少し濃くなってきた


スターバックスコーヒー 門司港駅店
大正時代の待合室の雰囲気に鉄道や製鉄など歴史と地域性を取り入れた空間


午後遅い時間なので
私は デカフェ スターバックスラテ


門司港駅の復原された駅舎


間近に見る旧大阪商船ビル


夕食まで暮れなずむ街を散策
海峡の街は、底冷えがする寒さ


午後5時半「陽のあたる場所」
階から門司港の夜景を見ながらの食事

ホットワイン、シャルドネ
ハンバーグには 80 Vecchie Vigne Primitivo Di Manduria



〆は 鉄板焼きカレードリアセット~サラダ・スープ・焼きカレー
納得の老舗ホテルのカレーのようなバランスのよさ
バターのふくよかな味わいの欧州風焼きカレー、絶品!
最後にスコッチの古酒をロックで一杯


手間暇をかけた、とても丁寧な仕事、美しい盛り付け 
よいレストランに出会えた
午後7時23分 漆黒の夜に輝くJR門司港駅


関門連絡船に乗って再び下関唐戸ターミナルへ
ライトアップされた下関南部町郵便局と旧秋田商会ビル
午後7時50分 下関グランドホテルへ帰る


二日目

天気予報は 曇/晴  ならば行きましょう!角島つのしま

12月の北長門海岸は波高く、波は白く砕けて散る
車中から眺める日本海は飽きることのない景色、ストレスフリーのドライブロード
晴れ間が広がり始め角島大橋が見えた


コバルトブルーじゃなく群青色を混ぜたエメラルドグリーンの海に伸びるフォトジェニックな橋 
人気絶景スポットにふさわしい角島つのしま大橋


白き波くだける海を渡って角島へ 
しおかぜの里 角島
海が見渡せる、地元食材を使った漁師のお母さんの味が嬉しいレストラン
 刺身定食、単品でヒラマサフライ
やわな身じゃない弾ける刺身は、かたくない、命いただきます的食感といつまでも口中に残る旨み 
鯛の煮物は山口県の甘い醤油でこってり煮つけられたほわやわな身


角島灯台公園
自生するスイセンが海風にそよいでいる

総御影石造りの灯台は明治9年に初点灯し、
今でもなお現役で活躍中


夢﨑明神
角島灯台を建てた石工さんが寄進した明神
誰もいない明神は、海の民の信仰心漂う厳かなところだった


夢﨑の磯の石を積み重ねた石垣
その昔、大島(福岡県宗像市)の海女さんが、この地まで魚介類を獲りに来て、
漁が終わるとその日の無事に感謝して、
海底の石を持って上がり、積み上げたのがこの石垣だそうだ


お茶は西長門リゾートホテル 
角島大橋を渡ってすぐの海辺のホテル


ティーラウンジからは
海士ヶ瀬戸あまがせとに架かる角島大橋のパノラマビュー
角島大橋に一番近いホテル


デジャヴ deja-vu ?来たことがある?
そうだ、マカオのコロアネビーチにあるリゾートホテル!Pousada De Coloane 
15年ぐらい前のリニューアルされる前のポルトガル建築の色濃いホテルを思い出した


ストレスフリーの国道をゆるゆる走り、北九州市へ渡り風師山へ行き
また関門トンネルを通って下関側へ
ホテルで休憩して夜ごはんはホテル隣のカモンワーフ「からと屋」
海峡が見える席で焼酎お湯割りと肴


午後8時半
はい!からっと横丁まで 散歩、大観覧車を下から見上げる
すごいなあ、子ども心に戻るなぁ
底冷えする海峡の町巡りが終わり、ホテルの部屋で白湯を飲んでほっこり


三日目

レンタカーで北九州市に向かい、夫実家の風通しと掃除を済ませて夫の高校時代の友だち宅へ行く。
途中で東筑軒かしわめしをお土産に買い、いっしょにお昼ご飯、懐かしの四方山話に花が咲く。

再訪を約束して午後4時過ぎ下関に戻る
私はちょいとお茶をしようと下関南部町郵便局
1900(明治33)年に建てられたレンガ造り外壁モルタル仕上げの建物で、
日本最古の現役郵便局
現在も通常の郵便局業務を行っている


ホテルで休憩後、午後6時10分、徒歩で春帆楼本店へ向かう
初雪が舞った日の夜、夫、念願の春帆楼本店


暗い夜空に煌々と浮かぶ建物
奇兵隊の本拠地の阿弥陀寺(現・赤間神宮)の跡地に建ったのが現在の春帆楼
下関春帆楼本店 明治21年、初代総理大臣伊藤博文公によりふぐ料理公許一号店の栄を賜る
春帆楼という屋号は、春うららかな眼下の海にたくさんの帆船が浮かんでいる様から、伊藤博文が名付けたそうだ


関門海峡を見渡せる個室でふくと美酒に酔う
ふく会席(ふぐ ではなく ふく )と天然とらふく薄造り
すべてが完璧なおもてなし、素晴らしい12月の一夜ひとよ


最終日

唐戸市場内を見て回り、やはりランチは門司港で焼きカレーがいい。

関門連絡船に乗って5分、門司港に着く


いいタイミング 午前10時45分プリンセスピピ 
午前11時オープンを一番乗りで待つ


懐かしのときめき空間、センスいいなぁとため息
どこを見ても世界にひとつだけのプリンセスピピの空間 
大好きだなぁ


野菜ソムリエの王様焼カレー
和牛ゴロゴロ焼きカレー~パエリア鍋で
プリンセスピピについての私の熱き思い過去ブログに記載)


お茶は下関でねと関門連絡船に乗船


旧下関英国領事館
領事館の建物としては現存する最古の領事館で、明治39年に建てられ、
平成26年夏にリニューアルオープン


下関と英国の絆をつなぐ公式キャラクター、ピーターラビット


英国アンティーク大好きな私と夫
しっとり歴史が息づく館内でのお茶時間は、下関ならでは


「スコーンたのんで 分ける?」「いいね そうしましょう」
手作りスコーンはクロテッドクリームとダマスクローズジャム添え
いつも買っているクロテッドクリームより濃密、
スコーンは牛乳をぬってしっかり焼き上げてあり、中はさくさく!これはおいしい


「パブでギネスとかスコッチ飲むのもいいねぇ せめて7時まで開いていたらなぁ」


窓から関門海峡 
「何だかイスタンブールみたいじゃない?」


2階が英国風カフェ&パプ



飛行機の時間までにはまだまだ時間がある。

レンタカーでまず高杉晋作の終焉の地へ。
夫、大好きな人、高杉晋作の終焉の地を訪れることが出来、感無量の様子。

次に最大のパトロン、白石正一郎宅跡へ。

最後は長府を散策しましょうか。

長府毛利邸を入力、近道を案内してくれた
功山寺総門から見えた燃えるような紅葉に目が釘付け


功山寺山門
簡素な中に力強さのある二重櫓造りの山門
黒々とした山門と紅葉の鮮烈な対比に圧倒された


名残りの紅葉でしょうか・・・
元治元年12月15日深夜 高杉晋作ら功山寺にて挙兵
この日の天候は下関では珍しい大雪だったそうだ
えっ?今日って12月15日よね(旧暦なのでしょうけれど)


なんだか導かれたような下関旅だ。
高杉晋作に!?

長府 古江ふるえ小路しょうじ


城下町長府の中でも、もっとも城下町の面影を残す古江小路



早めに宇部空港へ行き、ゆっくり酒時間

定刻通り離陸、午後9時45分羽田空港着。

ええ旅じゃったね、山口はええところじゃねー。





2022年12月12日~15日に旅したときの記事を編集し直しました。


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