元彼の軌跡から見える法則
私が一番最初に付き合ったのは、高校一年生の時。
中学二年生から片思いをして、2年半ものあいだ毎日気持ちを伝えた結果できた初めての彼氏だった。
本当に大好きで「もうこの人しかいない!」と毎日思い、高校生ながらも彼との将来を本気で想像していた。
そんな彼とは5年半付き合い、安心感があるすごく大切な恋だったけど、その安心感ゆえに家族みたいになってしまったのは否めない。
その反動だろうか、その後出会った8歳年上の彼にはとにかく刺激を求めた。
当時大学生の私からしたら、8歳年上の社会人はキラキラして見えた。
行ったことのないところに当たり前のように連れて行ってくれて、休日にかかってくる仕事の電話に出る姿が一層かっこよく思えて、嫌いだったタバコだって彼が吸っていれば当然のように受け入れられた。彼といると、なぜか大人の世界にこっそりと仲間入りした気分になれた。
しかし、確かに刺激はあったものの、そこには浮気、嘘、束縛、そして下手な小芝居がつきものだった。
彼と付き合った約2年間の中で辛くて悲しい思いがたくさんあったからこそ、一緒に過ごす何気ない時間が余計に楽しく感じてしまっていたのかもしれない。好きか情か分からない気持ちのはざまで葛藤し、毎日のように頭を抱えて悩んだ。
これゆえ、次は落ち着いた静かで社交性に少し欠けた男性を求め、実際にそのような人と付き合った。
この彼が、以前の記事で書いた大阪のヒモ男。
彼は色々と問題があった他にも、静かすぎて社交性に欠ける男性は私と合わないということを確認できた。
その後は、もっと私に興味を持ち、愛をたくさん示してくれる男性を求めて、アプリで出会った人と付き合った。
この彼もなかなかに強烈で、愛はたくさんくれたものの、その示し方が「好き」ではなく「しゅき」だった。
彼は、近くにいてたくさん会ったり一緒に長時間過ごして愛を伝え合う分には楽しい人だった。日々のたわいもないことでゲラゲラ笑い、ふとした瞬間に愛おしいと思い、そばにいるだけで温かい気持ちになった。
そんな彼と付き合っている途中、私が3ヶ月間ニューヨークに行くことになり、しばらくの間遠距離恋愛をした。
そこで、ハッと気づかされた。
彼は、近くにいる分には居心地がよかった。
だが、お互いの道をそれぞれ離れて頑張っている時に、支えあったり刺激し合えるタイプの人ではまったくない。
私の「理想の彼」の条件が「私生活、仕事、恋愛などのあらゆる面で互いを尊敬して高め合えること」なので、ここに当てはまっていない時点で彼との関係は続けられないと悟った。
物理的な距離も遠い中で「しゅき」なんて薄っぺらいことを言われ、気持ち的にもどんどん離れていった。
安心感がありすぎたゆえに刺激を求め、
その刺激がいつしかストレスになり物静かなインキャ気質を求め、
その静かな彼が全然愛をくれないから次は愛情を求め、
それでも結局は自分の譲れない条件を一番に求める。
…自分勝手すぎる(笑)
だけど、こうやって色々経験して、試行錯誤しながら自分に合った恋愛を見つけていくのが大切なんだと思う。
同じ人間なんていない!
みんな違ってみんないい!
経験万歳!
恋愛万歳!
と、今後も前向きに、そして都合よく自分なりに恋愛していきたい。
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