マガジンのカバー画像

短歌

114
短歌のあつまり。
運営しているクリエイター

2021年4月の記事一覧

さようなら(短歌)

さようなら(短歌)

さようならみじめな私さようなら沖縄でさびしかった私

君からの(短歌)

君からの(短歌)

君からの赤い詩集を読み終えて読み返すための七連休

不器用の(短歌)

不器用の(短歌)

不器用の土台は誰にも愛されぬ生まれ育ちであったこと

玉ねぎが(短歌)

玉ねぎが(短歌)

玉ねぎがシャクシャクのハンバーグだよ亡き母のおぼろげなレシピで

食べること(短歌)

食べること(短歌)

食べること何より好きな君のため今日も私はESSEをひらく

ぬめぬめと(短歌)

ぬめぬめと(短歌)

ぬめぬめとした光沢が流れてく春の終わりの朝のせせらぎ

無花果の(短歌)

無花果の(短歌)

無花果の香りは苦手ボディオイル贈った君を思い出すから

君が言う(短歌)

君が言う(短歌)

君が言うそのレコードのタイトルは遥かな国の「ありがとう」

駅に向かう(短歌)

駅に向かう(短歌)

駅に向かう人々とすれ違う私は輝く小川を目指して

春の風(短歌)

春の風向かって走る君の瞳の先に愛するあの子と未来

植木鉢の(短歌)

植木鉢の(短歌)

植木鉢の新芽にはしゃぐ君が好き水をやる背中優しく揺れて

葉桜の(短歌)

葉桜の美しい時期君からの赤い詩集と紅い口紅

戦った(短歌)

戦った(短歌)

戦った自分を毛布でつつんでとTLに手紙を流す

ありがとうと(短歌)

ありがとうと(短歌)

ありがとうと伝える君の手が綺麗言いかけやめた金曜正午