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次男の成長を日々感じて(4)

次男、怒る。そして学習教室へ

これは完全に親がいけないのだが、さてどうやって対応しようかと夫婦で議論したり、うんうん唸りながら相談していると、ある日次男が「僕、そういうの、バカにされてる気がする」と涙ぐんだことがあった。

次男の言う通りである。次男のために策を練っているとは言え、親は教えるには不向きと思った。次男の自尊心を潰すリスクすらある。子供に教えるのが好きな人に託そうと、学習教室を探すことにした。

よって、我が家が低学年の頃から次男を学習教室に通わせようと思った理由は、親が教えると最悪勉強嫌いにさせるかもしれないと思ったからだった。

学習教室選び

次男の学習教室を探す際に重視したことは、最終的に初見の問題であっても自ら回答を出す力を身につけさせることだった。次男は一回目で解けずとも、説明を受けて「あ、そういうことか!」と分かると、類題は解けることが多い。しかしそこを最初から自力で解けるようになることを目指したいと思った。

もう一つ、うっかりミスを対策したいと思っていた。繰り上がりの足し算であっても、繰り上げた数字を頭で記憶して解こうとしているうちに繰り上げないまま計算することがあったり、これも指摘されればすぐ「あっ」っと言って直すが、今ひとつ分かっているけれど間違ったのか、そうではなく分からないから間違えたのか判別がつかない事もあり、それを解消できればと思っていた。

そして見つけた学習教室の指導方針は、興味深いことに基本的には教えないスタイルを取っているとのことだった。先生がまず生徒にプリントを渡し、そこに書いてある説明を生徒自身が自力で理解することを目標としている。そこが理解できていたら、以降の類題が解ける仕組みになっていた。

これを聞いた時、それは最終的に我が家が目指したい姿だと思ったが、今現在それができていない子はどうすればよいのだろうかと、ふと疑問には思ったのだった。しかし忘れてはいけないのが、解けなかった時の対応が親ではダメなのである。

実際、次男はこの学習教室の先生が当たりだった。解けなかった時も教えるというより次男が自分で考える手伝いをして下さっていて、また地固め的に解けなかった問題は定着するまで繰り返しフォローして下さるため、親が見ても変化が感じられるようになっていった。

また先生は絶対に「なぜこれがわからない!?」などとは言わない。「じゃ、ぼーぼ君(次男)、これだとどうなると思う?じゃこっちも一緒にやってみよっか」と穏やかなのだ。

効果

学習教室に行き始めてから割と短期間で効果が実感できたと思っている。まず計算ミスが減った。さらには、悪い間違え方がほぼなくなった。同じ間違えるでも、この間違い方は分かっていない間違え方だなというのと、明らかにケアレスミスだなというのでは違う。

今も学習教室とは別に本人の希望でタブレット学習も続けているが、そちらの成績を見ていても以前とは違って安定して満点であるため定着しているのが見て取れる。

先生からのアドバイス

次男の学習教室の先生からは次の様にアドバイスをいただいている。ちょうど「単位」でつまづいた頃に相談をしていた。

学習教室の先生から

先生には親が根気強くないことも伝えた上で、先生に見て頂けるようになって次男も教室に行く日を楽しみにしていて良いサイクルでやれていることを伝えている。

先生のコメントに「勉強に慣れていない」とある通り、我が家は机に向かって勉強をさせようとしたことは少なくとも就学前はなかった。強いて言えば下の子たちには読書を促すぐらいだったと思う。あとは生活の中でクイズを出したり、よく会話はしていると思っている。よって勉強に慣れていないというのは人が見ても分かったのだろうと思う。

子供によってはそのまま放置でも勝手に伸びて行く子もいるだろうし、なにかきっかけを与えた方が良い子もいるだろうし、そこは本当に子供次第であるように思っている。その子にハマるやり方、惹き付けられるコーチをできれば常に探して子供の様子で判断すれば良いのかなと思っている。

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