【風の時代となる軸】

長年、建設事業で携わってきたこともあり、私自身としてはプロフェッショナルとしての眼鏡をかけて業務を行ってきました。
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どの業種であれ、「ベテランとプロフェッショナルと評論家」と言う位置付けが存在します。
では、
この3つの専門性としての違いはと言えば、
・ベテラン:長年の経験と実績を持つ実践者
・プロ:専門的な能力を持ち、それを職業としている人物
・評論家:専門的な知識をもとに分析や批評を行う人物
と言えます。
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各々が其其の分野において、生業として成立しています。
例えば、ベテランが管理職として地位を与えられた場合、プロとしての要素が加味されてきます。そうしないと屋台骨が崩れかねません。
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従来の日本企業の中で、この「プロ」としての要素に乏しい状態の企業もあり、管理職が評論家として人事を行うと言う企業として危うい状況に置かれている場合もあります。
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少子高齢化と言った状況の中で、組織としての編成は従来型の編成では今後は難しくなるでしょう。
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AIの登場やSDGsの展開など、もっと根本的組織の在り方を見直すことに気付くことが、大変重要になります。
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例えば、クラウドディレクターとの連携やそのアプリの再編によるデータ収集などによって社会的評価や、会社によって細分された業務評価までAIによって観察できるという事になります。
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これはあくまで、小さな一例ですが、「評論家」としての存在自体が不要な時代となるかもしれません。
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ただ、プロやベテランとしての要素の中には、対「人」があり、その感情や個性の評価に対してはAIでは完結できないところがあります。
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「風の時代」おけるバランスの軸となる要素は「感性」と「評価」という相いれない様相が見えてきます。「水の時代」に向けた荒々しい感性と、そこに蠢くアート的な感性とそこを評価する名残の時代が吹き荒れて、社会は動き始めています。

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