ー 不妊症と栄養 ー
「原因不明の不妊」「なかなか妊娠できないのに異常なし」と言われた…
そんな不妊でお悩みの方、いらっしゃいませんか?
そのお悩み、食事と生活習慣で改善できるかもしれません。
少しでもこの記事がお役に立てれば幸いです。
『ミトコンドリア』という隠れたキーマン
ミトコンドリアは細胞内にあるエネルギー産生に重要な器官です。
人間にとっての「ガソリン」を作り出すのに欠かせない器官でしたね。
※詳しくはこちらの記事を参照
こちらの記事の最後に「ミトコンドリアの所在地」として
ミトコンドリアは心臓・肝臓・筋肉・卵子の細胞に多く存在すると書きました。
ミトコンドリアはエネルギー需要の多いところに、たくさん存在します。
あれ!?卵子(以下:卵細胞)!?
そうなんです。
この伏線に気づいた人、天才です笑
しれっと書き込みましたが、心臓や肝臓・筋肉に並んで
卵細胞もまた、エネルギー需要が高いんです。
となると、もう勘の良い方はお気づきかもしれません。
【ミトコンドリア機能の低下は卵細胞の機能低下を招く】
ということです。
つまり、ミトコンドリアに必要な栄養が足りていないと卵細胞の活性も低下
→結果、「妊娠しづらい」という体質を招いてしまうわけです。
これもまた、自覚症状に乏しく普段の私生活にはほとんど影響がないため
「単にそういう体質」で片付けてしまいがちなのが見逃されてしまう要因です。
『ミトコンドリアの機能を上げる栄養素』
・鉄分
・ビタミンB群
・マグネシウム
・酸素(赤血球によって全身に運ばれます)
・タンパク質
・コエンザイムQ10など
特に有経女性では経血により鉄分が失われやすいです。
また、鉄分は
赤血球:身体中に酸素を運ぶ
セロトニン:幸せホルモン
メラトニン:睡眠ホルモン
などの材料にもなるため、鉄分補給は必須とも言えます。
鉄分を中心に、太字で示した栄養素はぜひ摂っていただきたいです。
『取り入れたい生活習慣』
・朝ごはんはきちんと食べる。
→エネルギー不足にならないために朝ごはんは超重要!
・ビタミンDを不足させない
→ビタミンD欠乏は妊娠率を低下させるという研究データがあり、
妊娠との関係に注目が集まっています。
①日光をきちんと浴びる
ビタミンDは日光を浴びることで生成されます。
②魚やキノコ類を摂る。
・リラックスする(ストレスを溜めすぎない)
→アロマやヨガ、ハーブティーなどでリラックスできる習慣を取り入れられるとGood☆
・腸内環境を整える
→栄養をしっかり吸収するには腸内環境がやっぱり大事。
・しっかり睡眠をとる。
→栄養不足やストレス過多では疲れやすため、しっかり休むことも大切。
いかがだったでしょうか?
一重に不妊といっても原因は様々です。
もちろん、卵巣摘出や卵管の詰まりといった器質的要因がある場合は除きますが…
特に異常が診られず
疲れやすい
ネガティブ
落ち込みやすい
不眠(睡眠の質が悪い)
といった症状と不妊を合わせて抱えている方は
もしかすると栄養で改善するかもしれません。
不妊でお悩みの皆さんはもぅ十分がんばってると思います。
無理はしなくて大丈夫です。
もし余裕があれば
ゆっくり、ご自分のペースでいいので試せそうなところから
取り組んでみて下さい。
ここまで読んで下さり、ありがとうございました☆