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精算は難しい、凄惨な精算……
どうも、こんにちはYasです。
KL(クアラルンプール)で侍と劇的な再会を果たすドラマしかない展開の前回でしたが。今回はリアルに産みの苦しみのお話です。
TSUMUGUを作る時に大事にしたことの一つに精算も出来る。というのがあります。クレジットカードを扱ったりというようなシステムそのものを作ることはできないので、上手くマッシュアップして導入すれば精算まで可能です。登園・降園にまつわる計算を0にして、シームレスに精算までをも可能にする。現金の出納業務というのは保管場所や、専任の人員が必要だったり事務という概念が存在しない保育園の中では頭の痛い業務の一つだからです。
よし、精算を作るか!結構、軽い気持ちで始めた開発でしたが。これがまさかの徹夜作業になろうとはKLでの2度目の邂逅を果たした侍とYasには思いもよらなかったのです。
まぁ、原因は利用しているPaaSであるFirebaseの理解不足とAPIの理解不足という普通のやつなんですが。やってるときは、あーでもないこーでもないと悩み苦しむものです。JSONが、引数が、Bad Requestがぁというありそうな阿鼻叫喚を経てコードはなんとか形になります。侍と、一晩で10杯ぐらい飲みたおした珈琲のカップが転がるKLのホテルの一室で
「終わったな……。」
「何とか……。」
というプログラマーズ・ハイともいえる変な達成感を満喫して。開発自体はひと段落した。
つもりだったのですが……。
そもそも、交通系ICカードに対応予定であるという連携したハードがソフトの改修が間に合わずに、「当面交通系対応できません……。本当、すいません。」という謎の泣きが入ったことで。
山中大激怒、Yasもパニックですよ……。
「えーーーーーーーーーー!?」
リアルにそんな叫び声をシンガポールの自室であげたのを覚えています。大急ぎで侍に連絡します。
「ちょっと、ちょっと緊急事態!どうしよう?どうしよう!?」
「今、僕も忙しくなってきて全部書き直しは厳しいですね……。」
「だよねぇ……。」
もうやるしかねぇ……、待ってもらっている保育園のためにも書くしかねぇ。自分の息子を学校に送っていった帰りのバスに揺られながら、また1から連携先を探し直して……。仕切り直しです。
「あ、これいいかも!?」
Squareという精算ソリューションを発見し、本業の間を縫って怒涛のコーディング、怒涛のテストを繰り返し、3週間で何とか形にします。とりあえず、リリース出来る体裁は整った……。何とか胸をなでおろし、記念すべき1つ目の保育園に導入する準備が整いました。
侍が僕と煌めく朝陽をKLで眺めた数週間後、新たなタレントCNO(Chief Nandemo Officer)のMrs.Mがジョインします。ちょっと時系列はいったりきたりしますが。Mrs. M の素晴らしき世界を次回はご紹介しようと思います。
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