何度思い出しても泣いちゃう保育士さんの対応
乳児期は子どもの命が重すぎて、脳みそオーバーヒートの体力限界突破で、ひとり竜巻の中にいるみたいだった。
娘は乳児期すっごく大変で、ぜんぜん上手く育てられなかった。(保育士なのに)
食べないし、寝ないし、寝ても二時間おきに夜泣きするし、そんなんだから日中も機嫌よく過ごせないしで、二人ともゲッソリしていた。
実家は新幹線の距離で、夫も帰宅が遅かったので、どんどん追い詰められていた。
保育園に入園するとなったときは、ホッとしたのを覚えている。
何度思い出しても「ウッ」となっちゃう。
じぶんが保育士だったからわかるけど、これは当たり前の対応じゃないんですよ。
厳しい配置基準で、ぎりぎりの人数で働いているから、最低限のお世話と安全を守るので精一杯なはずなの。
それをこんな風に工夫して、個別対応してくれるなんて愛情以外の何物でもない。
自分以外に子どものことを考えてくれる人がいるって、こんなにも心強いのかと。
保育士の仕事で保護者から感謝されることはあっても仕事だから当然と思ってた。
でも子育て中の母親ってこんなに自分で自分を追い詰めてしまうものなんだと分かってからは、保育士の仕事は単に子どもを預かるだけではなく、親と一緒に並走する子育てパートナーなんだな、と思った。
余談ですがその担任の先生、卒園間近にポロリと
「こたもちちゃん、一番大変だった…。なのにこんな立派なおねえさんになって」
と娘の前で言ったそうです笑
先生ごめんね。ほんとにありがとうございました。