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私立中入学後に「こんなはずじゃなかった……」と後悔する5つのパターン
私立中入学後にと後悔するパターンについて西村創氏が書いていたので紹介したいと思います。
西村氏は、早稲田アカデミー、駿台、河合塾Wings等で指導歴がある受験指導者で、著書も多くあり、新聞や雑誌、You Tube配信も行っています。
以下ポイントをまとめ、感想を述べます。
1.「通学」が想像以上につらい
多くの家庭で1時間程度までの所要時間が一般的。なかには1時間半以上かけて通う子もいる。通学の負担が予想以上に大きいケースがある。
自らの経験からもこれは確かにそうです。
中高6年間通うので、1日の通学時間は、6年分の差になります。
電車通学の場合、通学時間の長さだけでなく、乗り換えの有無、通勤ラッシュにぶつかるか、席に座っていくことが出来るかどうかどうかの差も大きいです。
2.「面倒見がいい」「お得校」の実態
入学時の偏差値に対して卒業生の進学実績がいい学校や、補習授業などで成績下位の子どもをフォローしてくれる学校など、学習面をほとんど学校に任せることができると親としては安心だが、子どもにとっては厳しい生活が待っているかもしれない。
「面倒見がいい」ことの裏返しですが、学校で相当に勉強させることを意味します。
中学受験を終えて、「これでやっと受験から解放される」、「学校生活をエンジョイしたい」と油断していると大変な目にあうということだと思います。
3.「学費だけ」じゃない、追加出費に衝撃!
宿泊を伴う国内外の研修に、数十万円以上の費用がかかることも。1年に何度も研修旅行を実施する学校であれば要チェック。制服や所持品など学費以外にかかる主な費用は事前に確認しておくべき。部活費も別途かかる。
学校が遠ければ交通費もそれだけ高額になりますし、休みの日に友だちと遊ぶ場所も遠隔になりがち…。
学費以外に生活面で何かとお金がかかるようになるのは確かです。
4.「付属校に入ったら安心」という勘違い
大学受験しなくていい、という理由で付属校を選んだ子にありがちなのが、中学に入学したとたんに勉強しなくなるパターン。大学入学の際に希望学部を選ぶことになるが、多くが成績次第。成績下位では希望学部に入れず、結局、大学でも満足な学びができないという結果に。理系学部が少なく大学に学びたい分野がないパターンも。
付属校に入ったら、大学卒業まで勉強しなくていい…。
どう考えても、そんな夢物語はあるはずがないのです。
5.「塾講師のおすすめ」で受験したのに……
塾との面談で志望校相談をする際、塾からのすすめで受験をするケースもあるかもしれないが、最終的にどこを受験するか親がしっかり吟味すべき。塾に頼りすぎるのは危険。
成績が良かったので「御三家」をすすめられて合格。その後、男子校に通い始めて、同性しかいない環境に不満を漏らす、という嘘みたいなケースが身近に複数ありました。
また、ネット上の口コミ、特にネガティブなものや極端なものほど真偽に関わらず取り上げられる傾向があると思います。
全く根拠のない噂レベルのものも多いので、学校にまつわる、そうしたネット情報は読まないに限ります。