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総合情報サイトAll About(オールアバウト)に、都内中堅規模の中受専門塾(伸学会)に聞いた、大手塾が合わない家庭の特徴TOP3、という話が載っていました。

大手塾に通う場合に留意したほうがいいポイントになっていると思いましたので、ご参考までに紹介したいと思います。

伸学会は、自由が丘・目黒・中野に3校舎をもち、大手塾を辞めて入会する生徒も多いそうで、大手塾が合わなかった家庭にはある共通した特徴がみられるといいます。

特徴1:親が子どもの勉強をサポートしきれない

中学受験は親のサポートが必要であり、親の負担が非常に大きいことは当Noteでも何度か書いています。

伸学会の先生が言っていたのは、SAPIXやグノーブルからサポートを求めて転塾してくる生徒が多いのと、サポートが手厚いと見られている早稲アカからの転塾も一定数いて、さらなるサポートが求められているということでした。

塾からのサポートが乏しい場合や、サポートがあっても子どもに合わない(力押しされて引いてしまうなど)場合には親がサポートしないといけなくなるが、予想以上に大変でサポートしきれずに転塾というパターンが多いそうです。

⇒ 確かに、中小塾はある程度個別対応が可能だと思いますが、どこまで適切なフォローやサポートができるのかは見極めが必要だと思います…。

特徴2:子どもに受験勉強のモチベーションがない

大手塾に通わせている親から、「うちの子、やる気がないので何とかしたいのですが…」という問い合わせが多いそうです。

中小塾は、少人数で近い距離感で寄り添うことができ、勉強が好きになる前の段階として、まずは塾という空間を好きになってもらうことで、先生や友達との関係性を作りながらモチベーションを上げるようにしていくそうです。

⇒ 確かに、大手塾では毎月ある塾のテスト結果により、所属クラスが変動するような、非常に競争的な環境があり、モチベーションアップに繋がる場合もあるでしょうが、逆にそれがなじめない子どももいると思います(親にとっても心臓に悪い…)。

小学生なので受験を「自分事」として捉えにくく、メンタル面のサポートが必要になります。

特徴3:塾の課題に処理力がついていけない

大手塾のカリキュラムは、塾の中の上位層にあわせて作られているため、力負けしてしまい、時間をかけてもなかなか理解が進まず、かといって基礎を復習して立て直す余裕もなく、限界を迎えるケースが出てくるといいます。

少人数でカリキュラムに柔軟性がある塾の場合、その子にちょうどいい負荷の勉強をさせることで成長できるメリットがある。

 我が家でも経験がありますが、特に小6以降、演習が始まると明らかにオーバーキャパとなる分量なので、取捨選択し、必要なものに絞ることが必要となります。

その負荷調整を親がやろうととすると、最初の論点(親がサポートできるか)に戻ってきます。

大手塾といっても、校舎の規模はピンキリで、校舎の責任者の裁量に任されている部分もありますので、同じ塾であっても、一概にこうだといえないところはあります。

いずれにしても、上の3つのポイントは、中学受験家庭が直面しうる大きな課題であり、留意が必要なのは確かだと思います。


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