4つの数字から10を作るパズルがパワーアップして中学入試に登場
4つの数字と四則演算(+-×÷)を使って10をつくるパズルがあります。
メイクテン(make ten)とも呼ばれます。
切符の番号や車のナンバープレートなど、4けたの数字4つを使って、足したり引いたり掛けたり割ったりして10をつくる、という『遊び』です。
例えば、「1257」
1、2、5、7の4つの数字を使って(順番は変更可能)、「+」「-」「×」「÷」と( )を使うのが基本。
あれこれ試行錯誤して、10ができたりできなかったり。
完全に「遊び」なのですが、過去、中学入試で出題されたことがありました。
2004年の開成中(算数)では、『3、4、7、8』が出題されました。
3と4と7と8を使って10を作ることができるか?
よほど慣れていないと、思考停止してしまうような問題でした。
そして、その後、20年の時を経て、今年、開成中では、
という問題が出ました。
10を作るパズルのパワーアップ版です。
「1つの数字を2個以上使えない」「2個以上の数字を並べて2桁以上の数を作ってはいけない」というルールでした。
また、「出来るだけ使う数字の個数が少なくように」作った方が点数が高くなる、ともありました。
計算問題というより、パズルとかゲームの感覚。
2024を数字のかけ算で表す方法を知っていると有利な問題でもありました。
もし知らなくても2024が8の倍数であることは明らかですが…。
開成を受験する子は、算数が得意中の得意な子が多いはずですから、面白がって解くのではないかという気がします。
頭が柔らかくないとできない!