理想過ぎてぜったい無理な、ブラタモリ最終回
昨日も提案したけど、もう少しハードルをいじって……
あらためまして。
今日は、東京都千代田区に来ています。
静かですけど、大楠公の像もありますね。ここは、皇居前広場です。宮内庁の警備職員に囲まれて、これから向かおうと思います。
最終回、千代田区からブラタモリ
いつも映画とかドラマですと、橋が二重ですが、我々がいるのはその橋の上です。高低差があって、ここはちょっと高いのですけど、もともとここは千代田のお城だったんですね。
今日は最終回なので、女子アナの代わりに同伴してくれるゲストを紹介します。どうぞ。
「こんばんわ。柏原芳恵です」
芳恵ちゃん、しばらく。髪切った?お会いするのは、いいとも以来ですかね。
今日来ている場所は、失礼があってはいけない場所なので……本当なら鶴瓶くらいは最終回ゲストにしてもよかったのですが、あいつは失礼のある人間ですので、とても呼べません。
「私では失礼にはならないのでしょうか」
大丈夫です。
いや、私もなんだか緊張緊張してきました。
そろそろゲストの方がお見えになると思います。
「タモリさん、お久しぶりです」
これは、私も緊張で身がすくんでおります。本日のゲストは、天皇陛下です。
「今日は、ようこそお出で下さりました」
ご拝謁賜り恐悦至極です。
「こちらこそ、恐れ入ります。あの、柏原さん、あとでサイン下さい」
「はい、慶んで御承ります」
恐れ入ります。
今日は、普段、決して入ることのできない坂道を、宮内庁職員の厳しい監視が許して頂ける限りご案内出来たらと思います。
私としては、坂道だけでも感無量です。
ナレーション
はじまりましたブラタモリ最終回。本日は皇居の中を天皇陛下と、ゲストの柏原芳恵さん同行でご案内します。僕が大河ドラマ(青天を衝け)で演じた徳川慶喜よりも詳しい天皇陛下の御案内で緊張のタモリさん。一般拝観が許されない部分に、緊張が興奮を上回って、どんな珍道中になるでしょうか。
江戸城天守台跡に来ています。天皇陛下はこのあたりまでは。
「最近は来ていませんね」
この先に行くと、北の丸で、日本武道館があります。
「柏原さんのコンサートには、お忍びでお伺いしたことがございます」
「勿体ないお言葉です」うるうる
「さあ、タモリさん。こちらへ」