詩 薬を飲まない私って
薬を飲まない私ってどういう生活をするのだろう
いびつさが目立つ性格を全面に出して
人の中で苦い思いをしながら
それでも何とか日常にささやかな喜びを
見出して淡々と生きてるのだろうか
ハンディを負った分
日常生活がハンディなしの人より
ゆるくなっている
いや、ゆるくしかやっていけない
馬車馬のように働くだの
身を粉にして働くだの
馬力のある四頭立て馬車のようには
走れない
イエスさまの乗られた子ロバあたりが
私のスピードか
子ロバは着実に歩いて
無事イエスさまを送られた
子ロバのような役割を
私が出来たとしたら
それは素敵なことだ
一歩一歩のんびりと焦らず
歩いていく
薬とともに
薬がなければ
自分では歩いていけなくなる
今日も茶色い袋に飲み殼を入れる
着実に…着実に…