詩 フレンド
そうっと そうっと そうっとね
優しい友よ
語りだすと舒長に話せるのは
友よ 君ならでは
雨が降る日は
傘なしで ドブネズミのように
濡れたくないと
地下に潜るの
地下街をほっつき歩き
ああ、ここにこんなお得な飲食物が
二人めがけて入り、何時間も話し込む
話題は君の持ち歩く本達などから
新聞、雑誌等あったら
そこからも
そうっと そうっと そうっとね
もう十余年の付き合いで
馴れ合い二人にはなりたくない
気遣いすること
それを忘れたらいけない
高慢は倒れに先立ち 傲慢は破滅に先立つ
遥かいにしへからの叡智為り
おお友よ
君の良さよく知る者少なし
でも私は 知っている私は この世間に
君を知って欲しい
そこからどんな果実が生るか
君のような人は
他者を鼓舞してやまない方だ
君は首をかしいで歩きもするが
人生に対する姿勢がよい
私なんかはその部分を褒めそやすのみ
いつまでも失くさないでね
そう願う
君の緊急事態を察知出来るように
連絡は絶やさず
時々 私は君の母かとも思ってしまう
いつまでも 元気で
私の生きてる間は生きていて
そうっと そうっと そうっとね
私は詩に殉じ
君は何に殉ずのか
いつかゼリーのようにしっかりと固まったら
君の破顔一笑が見れるかしら
私からみても
君は尊い価値有るお方
天音くその尊さが知れ渡るように
祈るように願い
神にうたうよ
勝利の歌が相応しい
凱歌を挙げる
その時が来ること
私は信ず