詩 ロマンチック
二階の窓を見上げてみれば
緑色のカーテンが敷いてある
今日も日中睡眠中
まるで朝.昼.晩なんてあなたの中ではない
朝.昼.晩なんて社会に順応できる人のもの
たしかにそう
人は集って何かをする時朝.昼.晩を気にする
私達は真夜中に約束する
人のいないガランとした大通りの公園を
つっきっていく
すごいかかりにくいエンジンを
必死の体で動かし
稼動可能になってから
かかりにくいのは何故なのか?
人に政治家に社会にこの世界に
追い立てられて塩水撒かれて
サビついてしまった
誰かといえばまぁすれ違う人だったり
ケーキ屋の店員だったり、
地下鉄の中の乗客だったり
支援センターの相談員だったり、
医師だったり、
工事現場の人だったり、
教師だったり、
まぁ様々な顔を持った人が当たり強く悪く
不快な気持ちをもたらすね
なかでも性行為をするのが愛.恋だなんて
思い込む輩がいて
いつか愛のないことに気付いて
すっかり心を侵食されて
異性なんて見るのも嫌なものに変容してしまったりしている
こういうの悲劇っていうんだ
サリンジャーの短編で
優しい軍曹というのがあり
その中で女だったら軍曹の為に泣く女
こういう女だったら愛し合える
そして男だったら
軍曹の話をしてあげれる男
こういう男だったら愛し合える
唄に時の過ぎゆくままにがあるけど
女は男を必要として男には相手が必要
でもねジャニスやその夫のような人だけだ
この唄を身に帯びれるのは
なぜか知らないけど
愛し合うことが難しいのかしら?
無邪気に触れ合いたい
ようく相手を見てご覧
その人のうちに真実があるか
こんな生きにくい世の中さ
貧困だって足を掬う
私達は良い人を大事にしよう
悪い人達にチャチャ入れられたり
良い人が見えにくくされたり
出会えないようにされたり
生涯の相手なんてロマンチックすぎて
恐れ多いのかしら
いいえ
生涯の相手と巡り合って恋をし
愛し合って生きるわ
私はロマンチックが好みなの
そうでなければ
人生なんて何故あるの?