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「お金のいらない国」を読んで【感想】
長嶋龍人さんの「お金のいらない国」を読みました!
たった60ページくらいなのでサクッと読めます。
広告代理店で働いていた一般男性が、お金というものがが存在しない国に来て生活していく物語です。
私たちが生きる社会はお金で動いているので、お金について気にしない日はないと思います。
自立したら、仕事をしてお金を稼ぎますよね。
なぜなら、お金がないと生きていけないから。
より稼げる職に就きたいですよね。
なぜなら、お金はないよりあった方がいいから。
でも、本当にそうでしょうか?
本当に、お金がないと生きていけないのか?
本当にお金はないよりあった方がいいのか?
お金があったら幸せになれるのか?
私は、そんなことないと思います。
お金はなくても大丈夫!
なぜなら衣食住は、全て自然からできているからです。
というか全て自然にあるものからできています。
私たちの身の回りにあるものはほとんどが人工物ですが、元を辿ってみると全て地球からの頂き物ではありませんか?
紙は木や草から、
プラスチックは石油から、
食べ物は土から、
服は綿や麻から、
スマホは鉱物から。
最近の服はナイロンからできているじゃないか!と思う方もいるかもしれません。確かにそうですが、なくても大丈夫ではないでしょうか。
稼いだもん勝ちのこの社会で、安く大量に作って多く儲けたい人が生み出した素材が合成繊維です。
あなたは「ファストファッション」という言葉を聞いたことがありますか?
服をたくさん買って、シーズンが終わったら捨てる。
まさに大量生産・大量消費ですね。
服を作っている側は、お客さんが着終わった時のことを考えていません。
今のアパレル企業のほとんどは、買ってもらうことだけを考えています。
捨てられた服はどうなっているかというと、
発展途上国に送られ、埋め立てられています。
そして、現地の産業を破壊しています。
私たちは、今あるもので我慢できなくなったから地球や自然を大いに傷つけてしまっているのです。
私たちは、このままで良いのでしょうか?
このまま突き進んで良いのでしょうか?
私たち人間を生み育ててくれているのは、紛れもなく地球であり、自然です。
これを汚し、機能不全に陥れようとしているのは、親を殺すようなものです。
私たち人間は、
もうそろそろこれを
反省するべきではないでしょうか?
「足るを知る」時代に
移行するときではないでしょうか?
実例として、お金にとらわれず
幸せに暮らすということを
実際にやっている人がいます。
エコビレッジ創設者の、
山納銀之輔さんという方です。
この方は、人生のどん底を何度も経験し、自殺未遂を6回繰り返すという壮絶な人生を送っています。
しかし、全てを失い山奥で1年半狩猟採集生活をして「全てを失っても大丈夫なんだ」と気付いたのだそうです。
銀之輔さんは、自給自足でみんなが幸せに生きられる村を世界中に作っているそうです。
詳しくはこちら!👇
考え方的には、この「お金のいらない国」とかなり近いのではないかと思います。
足るを知って、必要以上は欲しがらない。
心に余裕を持って、シンプルに生きる。
「お金のいらない国」は、今この世界からお金がパッと消えて
仕事の報酬がもらえなくなっても
みんながそのまま働き続けるとどうなるか?
というような視点で作られたお話です。
実現可能か不可能かは問題ではありません。
多くの人が
お金がなくなった時、世界はどうなるのか?
お金がなくなった時、自分はどう生きるか?
と想像し、
共有して楽しむことが、
新時代の幕開けになるのではないでしょうか。
「お金のいらない国」はこちら👇
途中に出てきた、ファストファッションについてはこちら👇
最後まで読んでくださり、本当にありがとうございました!