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【オルタナティブ学童】想いを言語化しよう

こんにちは!
2025年4月から今までの学童の常識を覆すオルタナティブ学童クラブを立ち上げようと思っている藤森です。

私の18年間の保育園・児童館・学童クラブ勤務で培った児童健全育成理論、
そして目指している理想の学童クラブについて綴っていこうと思います。

起業までの道程もストーリー形式で綴っていくつもりです!

最後までお付き合い頂けたら嬉しいです!


木刀が作りたい

昨日の夜
家に帰ると次男が

「パパ。木刀を作りたいんだけど作れる?」

と木の箱(お中元の乾麺か何かの箱)を持って相談にきました。

「木刀? こんな薄い板じゃ木刀は無理だろ…。」
「なんで木刀が欲しいかは知らないけれど、小刀程度のサイズなら作れるよ。」

と答えると

「おぉマジか! じゃあ作ります。」

 と言ってすぐに工具箱を持ってきた。

早速作るのか…。
まぁいいや。


木箱を分解して取った薄い板材を
小刀で削って刀状に整形していた時に
そういえば 次男がこの間
包丁を研いでみたいって言っていたのを思い出しました。

そこで
小さなダンボールの裏側に
ガムテープで紙やすりを貼りつけると
「あとは自分が満足するような木刀に仕上げなさい。」
と言って次男に刃の研ぎ方を教えてみました。

一通り教えたら あとは観察です。

観察して表情や行動や言動から思考の流れを読みます。
オルタナティブ学童では、写真+職員の所見や子どものつぶやきを記録して保護者と共有します。
30分ほど磨いて出来上がったのがこれ。

「ま、こんなもんでしょ。」
次男は紙やすりで木刀もどきを研ぎ終わったあと
「学校に持っていきたいなぁ…。」
と呟いていましたが
さすがに持ってはいきませんでした。

しかし一体何に使うんだろう…。


想いを言語化しよう

こども家庭庁ができたことで
子どもの権利について知っている人も増えてきました。

子どもは
小さいけれども意思と人格を備えた「権利の主体者」であり
意見を表明する権利を持っています。

しかし
意見表明権は少しずつ知られてきたものの
日本は子どもの世話をするのが親の役目という文化なので
意見表明権の重要性についてはまだあまり理解されていません。
※理解が進めば不登校や教育虐待も減るでしょう。

その理由としては
日常の中で子どもが言う意見ぽいものって
大人からすると
「何ふざけたこと言ってんだよ…。やっぱり子どもだな。」
みたいなものが多いので余計理解されません。
※急に「木刀が作りたい!」とかも意味不明ですよね。

でもくだらないように聞こえる意見だとしても
大人が日常的な対応として
「ハイハイまた今度ね。」
とか
「くだらないこと言ってないで早く○○しなさい。」
などと言っていると
子どもはどんどん意見を言わなくなっていきます。

意見を言わなくなった子どもは成長して
意見を持たない子どもになっていきます。

意見を持たない子どもが大人になって
自分の意見を言っていいんだよと言われて困っているのが
今の日本の素直で真面目な若者の現状な気がします。

これからの時代は
「自分はどう思うのか」「何をしたいのか」など
自分の意見をきちんと相手に伝えることが
今まで以上に重要視される時代になるのは間違いありません。

だからこそ

この人ならきちんと話を聴いてくれる
この大人には自分の想いを伝えるだけの価値がある

子どもたちにそう思ってもらえるような
カッコいい大人にならないといけないんじゃないの?
と思っています。


次男は日々自分の意見を表明することで
新しい知識・技能・経験を手に入れています。

彼の好奇心に火をつけているのは間違いなく
学校の先生ではなくYouTuberです。

彼にとって
学校の勉強はそれほど楽しくないのかもしれません。
※とはいえ行き渋りなどは全く見られませんが。

YouTube での学びは彼の性格にもあっている気がします。
もしかしたら高校3年あたりで
「オレは オレの意志で YouTuberを目指す!」
とか言い出すんじゃないだろうか…という気もしないではない。

もしそんなことを言い出したら
一応話し合いはするだろうけれど
最終的には本人の意思を尊重するんだろうなぁ~…。

なにせ
好きなことを仕事にする時代が来る!
と普段から父親が言っているのだから。

まぁ世の中に飛び出せば
そんなの無理だよ
とか
そんな簡単に上手くいかないよ
とか
いいから言われたことやれよ
なーんていう大人に山ほど出会うなかで
今のとがった部分なんてゴッソリ削られるかもしれない。

だからこそ
今のうちは「やってみたい!」と言うことを
できるだけやらせてあげようかなと思います。

小さな経験でも
積み重ねていくことで個性が磨かれていくだろうし
自分の想いを伝えまくっていれば
もしかしたら面白がってくれる大人が出てくるかもしれない。

ということで今日のまとめ

自分の思いは言葉にしてだれかに伝えよう
言葉にできればもしかしたら人生が変わるかもしれない。

それではまた!


オルタナティブ学童&こどもの居場所事業は
家庭や学校、塾や習いごととはちょっと違う「人間力を身に付ける場所」

2025年4月開所予定!

オルタナティブ学童「ピカイチ(仮)」
「託児」がメインだった今までの学童に、非認知能力を伸ばす多彩な取組みを導入し、これからの時代を生き抜く子ども達をのびのびと、健やかに、逞しく育てます!

子どもの居場所「こどものスタバ(仮)」
非認知能力を伸ばす 伴走型支援ができる 優秀なスタッフたちが運営する「こどもの自立をサポートするハイスペックな遊び場&イベントスペース」です。

この人たちなんだか面白そう…と思った方!
私もそんな人たちとつながりたいなぁ~と思った方!
私にも何かできるかも…と思った方!
是非ともつながりを作っていきましょう!

コメントお待ちしております!
今回も、最後までお読みいただきありがとうございました!

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