【オルタナティブ学童】「具体」と「抽象」
こんにちは!
2025年4月から今までの学童の常識を覆すオルタナティブ学童クラブを立ち上げようと思っている藤森です。
私の18年間の保育園・児童館・学童クラブ勤務で培った児童健全育成理論、
そして目指している理想の学童クラブについて綴っていこうと思います。
起業までの道程もストーリー形式で綴っていくつもりです!
最後までお付き合い頂けたら嬉しいです!
夏休み中の子どもたちを伴走支援
長男は夏休みバスケの山場が終わり
「夏休みの宿題を手伝って欲しい。」
というので一緒に課題に取り組むことに。
まずは国語
文章題の意味が分からん!というので先に私が音読させてもらう。
その文章が畑村洋太郎さんという人の本からの抜粋で
日本の学校教育はダメだ!という内容(笑)
「めちゃくちゃ面白いじゃん これ~! こんなの載せていいのかよ!」
と笑いながら自己流に解説を足しながら音読。
と同時にネット図書館で検索し早速予約。
長男にも声に出して読んでみてもらい
「で? どんな問題なの?」
と聞くと
「えぇっとね~… あ、わかったわ!」
と言ってスラスラと答えを書いてゆく。
長男は
文章を「読む」ことの大切さを少し理解したようだ。
「読む」ことの大切さを良いタイミングで教えてくださった
嚮心塾(きょうしんじゅく)の柳原浩紀さんと向坂くじらさんに感謝!↓
もう一つの宿題は
名言・格言を明朝体でレタリングして書く
というもの。
選んだ言葉は
「負けたことがある」というのがいつか大きな財産になる
おぉ~
スラムダンク 山王工業 堂本監督の名言(笑)!
負けてもポジティブだ。
続いて次男
「梨の皮を自分でむいて食べたい。」
とのことだったので皮のむき方(包丁の使い方)を教える。
まず一つ手本としてむいてみせ
包丁の持ち方・梨の持ち方・皮のむく時の指と包丁の動かし方を
具体的に教えてみてまず1個試食。
2つ目を次男に渡して真似させてみる。
ちょっとだけ手伝う。
なんでそんなに早くむけるのか聞かれたので
「山ほど皮をむいて食べたからだ!」
と答えておいた。
器用な次男はすぐに梨の皮をむけるようになった。
自分でむいた梨のほうが美味しいそう。
おんなじだよ!
「次は包丁を研ぎたい!」
というので
「また今度な~。」
と言っておいた。 ←刃物の研ぎ方はまだ早い!
具体的な経験を山ほど積んでいった先には
「あれ、もしかしてコレのコツは、アレのコツと一緒か?」
という日がくるだろう。
実体験こそ最高の学び
子どもの頃は特にそう。
好奇心を失う前に(失って欲しくはないけど、何があるかわからないので)
やりたいことはどんどん挑戦させておこう!
「具体」と「抽象」
今回のタイトルは
ズバリ今読んでいる本のタイトルです。
「13歳から~」
こういうタイトルの本はわかりやすくてハズレが少ないかなと思います。
なんでこの本を読んでいるかというと
オルタナティブ学童では非認知能力を伸ばすことが一番の売りなのですが
どうせなら認知能力を伸ばすための基礎学力も伸ばしちゃうか!
と思ったからです。
やれることは何でもやってみるのが藤森流。
紹介したこの本を読んでもらえればわかると思うのですが
「具体と抽象」は全ての土台になる全ての学びの基礎だからです。
全ての学びは「国語」「算数」などのことだけではなく
日常会話に必要なコミュ力なども全てひっくるめた学び全般。
例えば
私が尊敬している工藤勇一さんの本にも出てくる「最上位目標」 ↓
この最上位目標を見つけて手をつなぐっていう行為は
相手に求める具体的な要望から
お互いの共通する部分だけを抽出して言語化し
そこの部分で手をつなぐ(同意する)っていう
抽象化ができてはじめて可能になるかなり高度な作業だと思うんです。
子どもは
記憶力が大人よりも一般に優れているらしいのですが
抽象概念を扱うのが苦手なので
主体性を伸ばすだけでは壁にぶつかってしまうことも多いです。
※今の麹町中学の校長先生はそれが理解できなかったんじゃないかな~…。
なので
主体性を伸ばすオルタナティブ学童で子どもの伴走支援をするためには
具体と抽象のピラミッドを上手に往復できるだけの知識と思考力
が必要なのです。
しかし
私が思うに
ほとんどの大人が
自分が使っている言葉が子どもには伝わっていない
ということを理解できていないと思います。
過去の事例を紹介します。
コロナが流行っている時期に
当時の私の部下が子どもたちにこう言いました。
スタッフ「密にならないようにスペースをとるんだよー!」
子どもたち「はーい!」
私「えっ… みんな今 先生が言ったことわかるの?」
「私にはちょっとよくわかんなかったんだけどスペースって何のこと?」
Aくん「先生! スペースって宇宙っていう意味ですよ!」
子どもたち「そうそう!」「えっ…」「何言ってんの?」ザワザワ…
これは完全に笑い話レベルですが
こんなことは日常茶飯事で起こります。
だから
オルタナティブ学童のスタッフは
具体と抽象という階層の違いを行ったり来たりでき
目の前にいる子どもたちに伝わるレベルの表現が理解でき
それを言語化して伝えられるだけの思考力を
しっかりと磨いていきたいと思います。
ちょっと部下に求めるにはだいぶレベルが高いけれど
私は物件が見つかるまでの時間を無駄にしないように(苦笑)。
これからスタハのプランコンサル行ってきます。
今日もがんばろ~!
オルタナティブ学童&こどもの居場所事業は
家庭や学校、塾や習いごととはちょっと違う「人間力を身に付ける場所」
2025年4月開所予定!
オルタナティブ学童「ピカイチ(仮)」は
「託児」がメインだった今までの学童に、非認知能力を伸ばす多彩な取組みを導入し、これからの時代を生き抜く子ども達をのびのびと、健やかに、逞しく育てます!
子どもの居場所「こどものスタバ(仮)」は
非認知能力を伸ばす 伴走型支援ができる 優秀なスタッフたちが運営する「こどもの自立をサポートするハイスペックな遊び場&イベントスペース」です。
この人たちなんだか面白そう…と思った方!
私もそんな人たちとつながりたいなぁ~と思った方!
私にも何かできるかも…と思った方!
是非ともつながりを作っていきましょう!
コメントお待ちしております!
今回も、最後までお読みいただきありがとうございました!