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【オルタナティブ学童】大人の役割は「教える」から「観察する」へ

こんにちは!
「ピカイチ」代表の藤森です。

いよいよオルタナティブ学童 運営開始!

まずはスポット利用を開始しました!

現在 3月(プレ)入所・新年度4月入所の受付も行っておりますので
お気軽にお問い合わせください。


 ラキューで遊ぼう イベントまであと1週間

まだまだ申し込み可能です(友達と一緒に申し込みもOK!)! ↓

https://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLSfcONPy2sV4r-DVm_HhMRqDML6uinn9GgHwdOZuxhNTSZHn5Q/viewform?usp=sharing

絶対に楽しんでもらえると思うので、是非参加してください!


 学童説明会(リアル開催)を実施します。

3月8日(土)10:00~
3月23日(日)10:00~

4月入所を検討されている方に向けた説明会を行います。
下記フォームからお申し込みください ↓


大人の役割は「教える」から「観察する」へ

なんとか2月中に無事プレオープンして、ひとまずスポット利用を始めました。

3月から月極コースで通う子がスポットで来てくれたので、やっと育成日誌を書いたり、連絡帳を書いたりできる!という喜びを味わいました。
※noteのおかげで書類作成もスキになりました。

あとは
施設長だった時には実践の機会が少なかった(スタッフの育成支援のほうが多かった)のですが、ここでは気兼ねなく自分らしい支援をすることができるのが良いですね。

この1年間で自分がどれだけ成長したのかを試す実践のチャンスがきたことが嬉しくてしょうがない。


自分らしい支援とは何かといえば、参与観察・記録作成・伴走支援です。

子どもの自立・自律の邪魔をしないように振る舞うということであり、ぶっちゃけ傍から見ていると遊んでいるか、何もしていないようにしか見えないことが多い謎の支援スタイルですが、大人が先回りしないので、子どもたちは自ら考え行動します。

主体的に生きるとは、選択・思考・決断を繰り返すこと。

今日はたったの4時間程度でしたが、子どもを信じて任せながらサポートすることで、大人の想像を超えることも色々とありました。

例えば、お昼ご飯までの様子です。

午前コースは昼食を作って食べるのですが、何も言わず様子を見守っていると彼が
「そろそろお腹すいたな…。」
とつぶやいてキッチンに行ったので
「じゃあ そろそろお昼の買い出しに行こうか?」
と聞くと、サッと準備して1階のスーパーへ。

ちょっと緊張しながら店内を一周すると
「麺…、パスタ にしよう!」
とパスタをかごの中に入れ、迷いながらパスタソースを選び(1人前のソースを2つ)、かごの中に入れました。

2人分だよ とは伝えていませんが、おそらく1つは私の分でしょう。

パスタを選んだあとはしばらく迷ってから
「よし、これにしよう。」
と 副菜(サラダ)を一品選びました。

飲料コーナーでは
「あ、〇〇(ジュースの名前)だ。」
と言ったり、デザートコーナーに行って商品を眺めたりと色々迷うのですが、かごの中には入れません。

かといって私の顔色を伺うようなこともしません。
※そうするようなら見えないところに移動しようと思っていたのですが…。

その後 食パンを選んでかごに入れました。
「おいしそうな食パンだね。何かつけて食べるの?」
と聞くと
棚を見回してジャムなどを見つけたあと、もう一度食パンをじっくり見ながら考え込み、食パンを棚に戻しました。

私は彼に、金額など細かい条件は何一つ伝えていません。
いったい彼はどんなことを考えていたのでしょうか?

聞いてみていないので本人にしかわからないのですが、一つわかることは、「彼は「かなりの自由」を与えられている中でも、他人のお金でモノを買うということをしっかりと理解し、「自制心」を働かせながら、一生懸命考えていた。」ということではないでしょうか。
※我が子の場合はこうはいきません。
きっと私がカードで支払うことが分かっていればジャンジャン買ったでしょう。

あんまりにも遠慮するようなら
「お、これおいしそーじゃん。これ食べようよ。」
などと言って付け足そうかなと思っていましたが、丁度よく二人分購入してくれました。

そしてこの後一緒にパスタを作るのですが、説明書き通りに2人分作ったら想像より量が多かった(子ども1・大人1なので)ようで
「残っちゃったらどうすれば良い?」
と聞いてきました。

「どうすれば良いと思う?」
と聞き返すと
「…とりあえず残しておく(食べられないけれど捨てはしない)。」
と言うので
「よし、残ったらしまっておこう。」
と話しました。
※結局私が食べきっちゃうのですが(笑)。


とまぁ
こういうやり取りを子どもたち一人ひとりと毎日続けていくのが参与観察・記録作成・伴走支援なわけですが、主体的に行動するとたった4時間の間でも選択・思考・決断の機会ってかなりあるもんだね…と思いませんか?

しかも学校の授業のような絶対的な正解はそこにはありません。

この日常生活の積み重ねが、学校の学びより価値のないものだとは私には思えないんですよね。

大人の支援が「教える」から「観察する」へ変わっていったら、子どもという生き物の凄さに気付く人が増えていくんじゃないかなぁ~と思うんですけどね。

少なくとも「教えてあげている」という態度をとるのは絶対にやめたほうが良いですね。

まぁ 実践して発信していくしかないですね。

まずはそこから地道に積み重ねていこうと思います。


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今回も最後までお読みいただきありがとうございました!

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藤森光一(ピカイチ)❚  子育ち支援ファシリテーター
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