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【都内一軒家】住宅購入レポ|賃貸至上主義者が持ち家購入に至った理由

昨年、都内に一軒家を買った。

わたしは田舎が好きだし、終の住処は田舎にするつもりだ。

なので、都内に住んでいる間は何が何でも賃貸一択!!!!
という長年の固定観念があった。

また、団地生まれ・団地育ち(今も実家は団地住まい)というのもあり、一軒家に憧れはあったものの、特に両親が歳を取ってから家の処分に関する心配が一切不要といった賃貸のありがたみも人一倍感じていた。
いわゆる、賃貸至上主義者であった。

なので、自分が都内に、しかもマンションではなく一軒家を買うなんて思ってもみなかった。

しかし、買った。


現在、建築士さんによる間取り設計中であり、まだ実物ができるのはもう少し先だ。
賃貸至上主義の近頃の風潮の中、なぜこの選択肢を選んだのか、自分でも思考のプロセスを棚卸ししてみたいと思う。


最終的にどんな物件を購入したか?

◾️ 立地
・最寄り駅まで徒歩7分
・自宅〜新宿駅まで40分くらい
・23区外(多摩エリア)

◾️ 土地
・分譲地(新たに6戸建築中)
・南向き
・108㎡(33坪)くらい

◾️ 建物
・新築一軒家
・自由設計(フリープラン)建築 
・2階建
・3LDK

◾️ お金まわり
・全て諸々込みで6000万円台
・頭金200万円くらい
・月々のローン(35年・ペアローン)は17万円台 ※ボーナス払い無し

次に、ここに至るまでの経緯を振り返ってみる。

引越しのきっかけ

当時、今の賃貸マンションに住んで2年が経過しようとしており、更新のタイミングだった。
今の家は駅から徒歩2分くらいで、リビングが広くて、割と気に入っているのだが、1つだけ欠点があった。
それは、隔離された部屋が無いということだった。
間取り的には1LDKなのだがドアが無く、吹き抜けになっているのだ。
すなわち、子どもが生まれたら泣き声が全て筒抜けで在宅勤務がままならない、という致命的な欠陥であった。

ちょうど妊活も始めた頃だったので、
子ができた時のことも考えて、賃貸で3LDKで長く住めるマンションを探してみよう、という話になった。

住める家(賃貸)が見つからない問題

・3LDK
・駅徒歩10分
・家賃は15万円以内
・東京都内(多摩エリア)
・リビング15畳以上
・ペット可(猫2匹)

で探してみたものの、全くもって見つからない。
仕事中も家探しのことで頭がいっぱいで、集中できなかった。

上記の条件はどれも緩和できないものだったので、3ヶ月くらい時間をかけて探してみたけど、やっぱり見つからなかった。
家賃がべらぼうに高かったり、
「猫1匹までならー…」と言われたり、
マンションの管理組合がうるさそうだったり、、、

もう都会には住めないということ?
それか、家賃に圧迫されて極貧生活?
と、絶望の毎日であった。

「家買っちゃう?」という一言

そんな私を見かねた夫から、「家買っちゃう?」という一言が投げかけられた。

正直、目から鱗だった。

ただ、賃貸至上主義のわたしからすると持ち家を買うことはかなり気が引けたので、
「まー、一回見てみる?」と言いつつも、
賃貸で良い物件があればそっちにすればいっか。
くらいの感覚で、一度マンションや建売りを中心に見学に行くことにした。

マンションがべらぼうに高い件

そして、マンションや建売りをネットで検索してみてわかったことがある。

マンションがべらぼうに高い。
目ん玉飛び出るくらい高い。

住み馴染みのある駅(23区外)の近くに、新しくマンションが何棟か建ったので資料請求してみると
3年前くらいは、たしか3LDKで6,000万円台だった相場が、今は8,000万円〜1億円(目ん玉飛び出た)もするではないか。

億ションという言葉があったけれど、
今はマンション買おうと思うと「億」を視野に入れないといけないのか…
と、社会勉強になった。

建築資材の高騰により物価が上がっただけでマンションそのものの価値が上がったか?というとそうではない。
また、人口減少の一途をたどる中、23区内ならまだリセールバリューを見込める可能性も高いかもしれないが、わたしは住み慣れた多摩エリアから離れたくなかった。

また、資料請求をすると8,000万円以上するマンションでもリビングの大きさは11畳程度。
友達が大勢で遊びに来ることが多いのと、猫も2匹いるので15畳、できれば20畳くらい欲しいなー。
なんて、甘っちょろい考えを持っていたわたしは絶望した。

ここで都内でマンションという選択肢は無くなった。

「建売り」でも「注文住宅」でもない、「フリープラン建築」という選択肢

そして、消去法的に一軒家を中心に見ていくことになった。
建売りを中心に見ていたのだが、どの物件も「なんか惜しい」という感覚が拭えなかった。
当たり前だけど、完璧な物件なんてなかった。
建売りは注文建築より安いものの、やっぱり人生における一番大きな買い物だし、できることなら妥協したくなかった。

そんな中で見つけたのが、「フリープラン建築」の物件である。会社によっては「自由設計住宅」などと呼ばれるらしい。
要するに、土地と一緒に建物を建てる「建築会社」とその会社が定める「標準プラン」が決まっており、「標準プラン」の中では、建築基準法の範囲では間取りを自由に決められる、という建築プランだ。

メリットとしては、価格を抑えながらある程度自分たちの生活スタイルに合わせた間取りを設計できるという点。
デメリットとしては、注文住宅ほど自由度が高くはないのと、耐震性・耐久性などを重視したい場合は向いていない。(建築資材をある程度一括で仕入れられることが条件のため)

↓フリープランのメリデメ詳細はこちら


生活圏が変わらずに、かつ、自分たちの好きな生活スタイルをデザインできる。

あとは、月々の支払いが今の家賃+αくらいで済むし、駅近なので何かあって田舎に戻らなきゃいけない時や、終の住処を建てるとなった際にも、最悪土地は売れるだろう。

(残債がどれくらいまで減るとリスク無く土地の売却ができるか?も計算したので、ここらへんもまた改めてレポしたい。)

ということで、フリープラン住宅の購入を決めた。
今は絶賛間取りの打ち合わせ中である。

建築士の方に要望を伝えて、間取りが仕上がってくると本当にわくわくするし、これからの生活をどうしていきたいか?を家族と話しながら間取りを考える時間は、とても楽しい。
これはマンションや建売りでは得られない経験かもしれないな、と思った。

建築基準法の範囲内であればどんな間取りもOK、ということだったので、夢だった書斎も作ることができた。
2畳だけど。笑

そして、追加のオプションでキッチンのアップグレードなどもする予定。
どうしてもフルフラットキッチンがいい!!!フルフラットじゃないとご飯作れない!!!と、子どものように駄々をこねた。笑

フルフラットはやっぱりかっこいいよね?笑


ここまで書いてみて、
・間取り設計
・お金の工面
・補助金まわり
・家具
などなど、もう少し書ききれない部分が結構あったので、また次の機会にレポしたいと思う。

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