🥇🌐躁鬱LJK高校卒業しました

中学3年間とても真面目だった。
見てる方が苦しくなるくらい、自分に厳しくて毎日人の表情みて反省会。

高校に入った。
私はこのころに「もっと楽に生きていいんだよ」系のY●uTube動画や、「死にたい」と調べればでてくるサイトを毎晩の日課のように漁っていた。優しい言葉に縋りたくて必死だった。

いつしか楽に生きていいんだと思えるようになった。みんな思ってる以上に深く考えてないし、自己を嫌ったり抑えようとしたりしていないんだって。

昔から、人の顔をみると、
今日の機嫌、誰かとの関係性などスペック値が表示されるパネルのようなものが僕の脳内にはあった。
360度操縦室のように無機質で蒼っぽくて血の気がない、僕の脳内はそんな感じだった。

気付けばそれがなくなっていた。もちろん癖っていうのはしつこいもんで、意識したら今でもできるし、たまにコントロールできないときがある。

でもそれでも嬉しかった。あぁ、僕変われたんだって。やっとみんなと普通、平均になれたんだって思った。


そこから、僕の全ての怠慢を許すようになった。
だって、それでいいって言ってたじゃん、って。
大人たちがそのままで、なにもしないで、生きてるだけで偉いよって。
受験勉強だって怠けた。僕は出来るんだって信じてた。タロット占いの動画だって見漁った。後で見るリストが溜まっていた。
一向に上がらない成績を見て、それでも大丈夫って思ってた。だって、みーんな親も先生も友達も言ってきた。君は天才だから、努力家だからきっとできるよ、って。なんなんだ、天才なのか努力家なのかどっちかにしてくれ、っておもっていたし、精神病んでどんどん努力出来なくなっていく自分を分かっていないのかって苛立ったりもした。

長い月日がたった。
全て失敗だった。東大模試の成績だって何一つ変わらなかった。当たり前だ、全くと言っていいほど勉強していないからだ。
人との関係だって制御できない精神のせいにした。

親も避けた。山積みの検討を考えることを避けた。

うまくできない。なにもかも、僕以外のみんなが一生生きちゃえって思う。

僕には理解のある彼くんがいる。
彼くんとの対話を通して僕は毎日大きく揺らぐ精神をなんとか仮止めして命をつないでいる。

過去、1月初めに自殺計画を立てた。
東京のニート男性と死ぬ方法も完璧に取り揃えた。

母には別れたと告げて居なかったので、彼くんの家に行くことにして、外で自殺した死体の発見を遅らせようと久しぶりに彼に連絡した。
すぐに返事がきた。もう一度LINEを交換した。
久しぶりに聞いたその声でぼくの仮止めがすべてはち切れた。ぶわっとでてくる黒い泥が止まらなかった。
色々話をして、それでも受け入れてくれたことに感動して精神がちょっとばかり安定した。

気分屋なもので、なぜかずるずると1月をいきた。
1月最終日
彼くんと初めてのお泊まりだってした。
学校も人間らしさも全てを放棄した、
ぐちゃぐちゃな2日間
が楽しかった。またしたい。
ずっとされたかった、ぼくがうずくまって動けなくなって泣いて、それを大丈夫だよって抱きしめてくれることだってしてくれた。最高だった。幸せ。

2日間が終わった。最寄り駅まで一緒に歩いて駅構内でばいばいのときがきた。僕はこういう人がいる公共なとこでは、愛情表現が苦手だった。彼くんが、ちょうど誰もいないからと抱きしめようとしてくれたのを、僕はうざったらしく、わかった笑。分かったから笑笑。といって厚い胸筋を遠ざけた。
いつもこの後 後悔する。

もっと抱きしめておいて欲しかったのに、ってひとり文句をいいながら、ぼくは折角ここまで来たからと家と反対方向の薬局へ向かった。
入ると店員が、くらってしまいそうな位の明るさで、いらっしゃいませといってきた。
100円ちょっとの酒のショート缶を冷たい目で睨んで、僕は消臭剤コーナーへ向かった。

結局買わなかった。彼のあの燃やした匂いをずっと残しておきたかったのかもしれない。そう思って僕は1件目の薬局でかった四角を握りしめて帰った。