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(剣・弓・本について。
読んでくれていた方、ありがとうございました。
自分にとってとにかく「学び」が多かった作品です。自身の長所も短所も見えてきました。
書いてみてはじめて気づく自分の力量……
もうすぐアラフィフですが、年齢を言い訳にせず、やりたいことをやっていきます)
小説:剣・弓・本016「ライの手紙」
【ライ】
のどかな一日でした。
僕は宿から出ず、読みかけの『応用地質学(下)』を読み耽ることができました。セドさん、ネネさんは剣の稽古。そして、ナスノさんは散歩に出ていたようです。
今夜も記術します。先生に届くといいな。
……星になった先生に……
今日の話し合いにより、次の目的地は『睡りの塔』に決まりました。ダンジョン内の地図が隠されているとのことです。さてと明日に備えて早く寝な
小説:剣・弓・本014「交換条件」
【ライ】
「おはよう! ってか腹減ったなー。あ、もう昼か」
セドさんが入室してきました。ボサボサの髪を掻きむしっています。
「セドさん、安静にしてないと……」
「なあ、ライ、やっぱり採れたての薬草は効くなー。この通りだ」
と言って包帯を引き剥がします。オトスイにつけられた裂傷の跡こそ残っているものの、出血はもうありません。確かに乾燥薬草よりは効能がありますが、それにしてもおかしいです。昨日あ