日記を書くことで、気づいていなかった幸せに気づいたりもする - 2023/12/18
書くことは自分と対話することだ、みたいなことが『さみしい夜にはペンを持て』(読んでる途中)に書いてあった気がする。
だいたい読み終わった本についての感想を書く事が多いと思うけど、いまは読んでる途中の本について感想? を書いてる。そもそもなんで自分は本を全部読まないと本の感想を書いちゃいけないと思い込んでしまっていたのか謎だ。むしろ読んでる最中がいちばん熱量が大きいし、記憶も新鮮なのだから読んでる最中にこそ、その本の面白さについて語るべきなのではないだろうか。
本を最後まで読んでからじゃないと感想を書いちゃいけないって思い込みはアレだ、読書感想文のせいで植え付けられてるんだ。よくわからんけど、多分そう。読書感想文ってなんで本を最後まで読んでからしか書いちゃいけないイメージ。本の最初の 10 ページで感動したら、その 10 ページについて原稿用紙に書けばいいって誰か教えてくれればよかったのに。
『さみしい夜にはペンを持て』はもう装丁が美しい。しかもページの中にもイラストが書き込まれている。文体も優しくて、自然と大切に読み進めたくなるような本。子供が大きくなったらプレゼントしたいって思うような本。
というか読み始めて一週間経ってるのにまだ読み終わっていないのは、zettelkasten という情報整理術を使いながら読んでるからなのだけど、そもそもメモを取るのに慣れてないので信じられないくらい時間がかかる。はやく先を読みたいのに、うまく内容を整理できないから先を読めないというジレンマにそろそろ疲れてきたので、一周目は軽いメモだけ残して、楽しく最後まで読んでしまおうと思う今日このごろ。
歯磨きして、布団に入って『さみしい夜にはペンを持て』を読みながら寝落ちするのが最近の幸せ。日記を書いてたら、気づいていなかった幸福にも気づけるのもいい。
外部からの刺激の多い時代で自分自身と対話することが少なくなってしまいがちだけれど、日記を書いて、書く自分と、それを読む自分を対話させて、自分を解像度高く理解して、地に足の付いた生活をしていきたい。
本読んで寝よ。