近未来的な銃の描き方を解説してみた
Giaのプロモーター、ルミ(@Gia_029_nft)です。
イラストを描く時、武器の描き方で悩んだ事はありませんか?
武器の中でも拳銃(ピストル)はスタンダードだと思うのですが、デザインを考えるのが難しいと感じる人は多いはず。
そこで今回はスタンダードな銃から一歩踏み込んで、SF映画やゲームに出てきそうな、近未来的な銃のデザインを描くための解説をまとめてみました。
この記事の内容は、ソーシャルゲームなどのイラストを10年以上に渡り描き続けてきたプロのイラストレーター、Giaの話を基にルミが編集しています。
その他の制作実績は下記を参照ください。
メカ少女のメイキングについてはこちらの記事をご覧ください。
図解は全てGiaの描きおろしです。
また、銃の描き方をより深く理解して貰えるよう、今回作成した銃のイラストのpsdデータもダウンロード出来るようにしました。
レイヤー構造も統合せずそのままなので、塗り方の一つ一つまで詳細に確認する事が出来ます。(データはこの記事の最後に添付しています。)
この記事では下記のイラストをラフから塗りに至るまでを解説しています。
要所でGiaの銃デザインの拘りポイントも入れているので、オリジナリティを出すための参考としてご覧ください。
それでは解説詳細に入っていきます。
1.形状をイメージする
まずは大まかに銃をイメージしていきます。
最初は四角など簡単な形で長さや大きさを決めます。
そしてモデルガンなどで良くある、銃の画像を参考に形を作っていきます。
有名どころだと、ライフル、サブマシンガン、スナイパーライフル、ショットガンなどがあげられます。
銃の基本構造を理解する
銃の形状は基本的に下部の様に6パーツ程で考えて描くと良いでしょう。
アレンジを加える前に現実的に可能な銃の形を作っておくことで、破綻しないデザインを考える事が出来ます。
キャラに持たせる武器で迷ったら
どんな銃にするか悩んだ時はキャラクターの性格や体格、 持っている荷物や装備等、戦い方をイメージすると良いです。
もちろん逆に小柄な人物に大きな武器を持たせるなど、ギャップを狙っても面白いと思います。
Giaの作品で一例を紹介します。
これはカワセミという鳥をモチーフにしているので、軽めのパーツを組み合わせた銃で浮遊感を邪魔しないデザインにしています。
そしてこちらは軽装備なので、もう少し小さめの銃です。
全体的にポップなイラストなので、銃はあまりゴチャつかないスタイリッシュなデザインにしています。
重装備な銃はこちらのイラストの子に持たせています。
筋肉が付いている女の子なので、重い銃を持たせる事で更にキャラクターの個性を引き立たせます。
2.細部のデザインを決める
銃の形状が決まったら、より細部のデザインを作り込んでいきます。
厚みを作る
厚みを加える事によってよりクオリティを上げる事が出来ます。
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