簡単!美肌に抗酸化作用、女性にうれしい逸品です #25新潟県「きりざい」
栄養士さんのアドバイス付きレシピとともに、
ご当地料理を楽しむ「お家で作る!ご当地の味★栄養士おすすめ料理」。
第25弾は新潟県!
今回は、昔から新潟・魚沼地方で食べられている郷土料理「きりざい」です。「きり」は切る、「ざい」は野菜の「菜」で、野菜を細かく切って混ぜ合わせるということから名付けられたそうです。肉や魚などがあまり食べられなかった時代、代わりに納豆を用いて、野菜や漬物を細かくきざんで入れ、量を増して大切に食していたそうです。私は柏崎の出身ですが、小さいころからよく食べていました~♪
こんにちは。グリーンハウスnote編集部のLVGsです。
今回は、管理栄養士の三井田 恵さんに、「きりざい」のレシピとそれにまつわる栄養のお話を伺いました!
◇今回のレシピを紹介しようと思った理由を教えてください
私は、本当に納豆が大好きで、祖母と一緒に住んでいたころ、このきりざいをよく作ってくれました。きりざいは、作り方も簡単で、火も使わないし、あと一品!のときによく作るので、この機会に新潟の郷土料理をご紹介できればと思いました!
>>「きりざい」レシピ
>>調理ポイント
調理はとにかく材料をみじん切りにする、、、、だけなんですが、一緒に混ぜ合わせる納豆よりも大きめに刻んだ方が、食感がしゃきしゃきするのと、色合いも良くなるかなと思います。
お好みで、ほかの漬物や野菜を入れてもおいしいですし、チーズを入れるととてもまろやかな感じになり、納豆苦手な方でもOKです!
納豆単体で食べるよりもボリュームがあり、カロリーも控えめです。
もちろん、ひきわり納豆でもOK。
このきりざいを、チャーハンの具材としてもおいしくいただけますので、ぜひチャレンジしてみてください!
◇納豆が持つチカラ
>>納豆は美肌にも効果的です
大豆を煮て、それを納豆菌で発酵させることでできあがるのが、ナットウキナーゼをはじめとするさまざまな栄養素です。ナットウキナーゼとは、納豆のねばねばに含まれるたんぱく質分解酵素のことで、血栓の予防効果があるといわれています。酵素自体は、熱に弱いのですが、今回のきりざいは、生のまま食べるので損なうことがありません。
また、大豆の状態よりも納豆の方がビタミンB2、ビタミンK、鉄などの量が増え、消化が良く、食物繊維が多く含まれるので腸内で善玉菌をサポート(腸内整腸作用)してくれ、免疫機能の維持にもつながります。
そして!美肌にも効果的な、優れものなんです♪
>>大豆イソフラボンは女性にうれしい栄養素です
大豆イソフラボンは、大豆の胚芽に多く含まれる抗酸化物質の一種で、細胞にダメージを与える「活性酸素」の働きを抑えてくれます。この特徴として、女性ホルモン「エストロゲン」に似た働きをします(肌の新陳代謝促進や髪のツヤなど)。
加齢とともにエストロゲンが減少し、いわゆる「更年期障害」の際には、大豆イソフラボンはエストロゲンの不足を補い、予防してくれる働きもあります。
何となく日常生活で食している納豆。よくよく見てみると隠された魅力がたくさんあります。特に大豆イソフラボンは女性にうれしい栄養素ですね!
>>最後に、この記事を読んでくださっている皆さまへ一言お願いします!
今回はとっても簡単な新潟の郷土料理を紹介させていただきました!
ご飯のお供はもちろん、お豆腐にかけても、そのままおつまみとしてもおいしく食べられて、栄養満点です。
さまざまな食材と合わせることで、納豆が苦手な方にも食べやすい一品です。
私の出身の柏崎市では、「柏崎鯛茶漬け」が有名でグランプリを取ったこともあるんですよ。
他にもたくさんレシピや運動情報など掲載しています。
ぜひ日々の健康維持のヒントに、見てみてください!
次回のご当地料理もお楽しみに!
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