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冬休みの課題図書 ル=グウィン ゲド戦記
なんで第4巻帰還がないのだろう
さすが名作、同じゲド戦記が何冊かあるのだけど、いずれも第4巻が無いのだ
はじめは、すでに何人かが第4巻に進んだのだろうとか思っていたが、いつまで経っても返却されない様子、ちょっと遠くの中央図書館に別件もあったので、借りてきた
正直に言って、第1巻影との戦いは、それなりに面白く読んだのだけど、こわれた腕輪、さいはての島へと読んでもいつ面白くなるのだろうか、読み手の問題かとか、思った
そして、近所の図書館に無かったので、横浜市中央図書館で借りてきた第4巻、残念ながら、2巻、3巻と同様に、気持ちが盛り上がらないのだ
第4巻も終わりに近くなって、なんと、少年少女向けの本には、珍しく性交のシーン、そして、その後、訳の調子が全く変わっていってしまう
後書きを読んでもなんらの解説も無い、そして、あれこれ考えた
長年、名作らしく、大抵の図書館にあるのは、この作者になんらかの思想的背景でもあるのでは無いか、出版社も岩波だし、いろいろ勘ぐったけど、全米図書館協会で賞を取ったくらいしか探れなかった
確かに第1巻は、全く同じ米らしく無い、作品でそれなりに面白いのかも知れない
ただ、その後のは、どうかな
誰も読んで無い、つまらない本、そして読んだ数少ない図書館の職員によって、近所の図書館には、不適切な内容を含んでると判断されて、第4巻だけが欠本
米の権威?らしきものに幻影をいだき、その残像に全く身動き取れなくなってしまった日本の図書館、その官僚的な発想と岩波のような思想的背景、そんなことに思いをはせてしまった
多分、賞を受けたのも第1巻だけだと思うし、米の図書館の賞を権威化して受け入れる日本、日本だけがいつまでも出版し続けている、そして、作者に印税を払い続け、おっちょこちょいな人は、映画を作ったとか
わたしたちには、いつ戦後が来るのだろうか、いや、黒船のトラウマか
スマナサーラ長老は、何事も自分で解決しなさいとおっしゃっていた