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沖縄野菜クラブ 6 収穫は続く
最近、朝起きると、窓の外からセミの声が聞こえてきます。
気温も上がり、すっかり夏模様になってきた沖縄。
日差しの強さと、雨がよく降っていることがあいまってか、畑では続々と作物が育ってきています。
先週、大きなスイカを一つ発見したという話を書きました。
この子は一週間で、体積にして2倍ほどに成長しているように見え、収穫間近といった雰囲気を醸し出しています。もちろん、後続のスイカもどんどん出現しています。
先週収穫したズッキーニ、しそ、そしてプチトマトは新たに実や葉を成長させ、2週連続で満足の取れ高となりました。
ちなみにネギも、先週根もとからバッサリと刈り取られたにもかかわらず、再びたくましく育ってきています。
サツマイモの葉も大きく茂り、毎週「つる返し」(横に張ってきたつるの根を地面から抜き、小さなイモができてしまうのを防ぐこと。鶴の恩返しとは無関係。)をしなければいけないくらいの成長力を見せています。
一人あたり一体いくつのイモができるのか。果たして食べきれるのか。今から不安になってきます。
そんなふうにすくすくと育っている野菜達を見て、あるメンバーがポツリ。
「私が来なかった一ヶ月の間にこんなにも野菜は成長しているのに、私は何も変わっていない...。」
うん。野菜と比べると、そうですよねぇ。
確かに、彼らの成長スピードには、見習うべきところがあるかもしれません。
一ヶ月や一週間という時間は、誰の体にも平等に降り注ぎます。
それをしっかりと受け止めて成長するのか、ただ皮膚の上を滑り落ちていくままにするのか。
それは私達の意識次第です。
野菜は、一心不乱に受け止めています。
一秒たりとも休まずに、水を飲み、呼吸をし、土から栄養を取り込み、光合成をしています。
この短期間に分厚く、それでいて瑞々しく育った彼らの姿がそれを証明しています。
「次に畑に来るときは、野菜よりも成長した自分になっていよう。」
そんな目標を持って野菜クラブに参加するのも、ありかもしれません。
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