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沖縄野菜クラブ 17 肉肉肉サンチュ
本日の沖縄野菜クラブ、その活動は前回に引き続き植え付けでした。
今日はブロッコリーとニラを植え、畑の余白はもうあと少しになってきています。
夏の残り火と言うにも、うららかな春の日差しと言うにも少しばかり強すぎる光が空から降り注ぐ一日でした。
今年の冬は、南米ペルー沖でラニーニャ現象が観測されたことから、寒くなると予想されていたようです。
日々のニュースを賑わすコロナウイルスの世界的感染拡大を例に出すまでもなく、現在人間が持ちうる自然現象に対する予測能力の低さを、にじみ出る汗に痛感しました。
そんな本日の畑には、この陽気の他にもう一つ、とあるサプライズが用意されていました。
それはなんと、BBQ。
表向きは、すっかり大きく成長したサンチュを摘み、その場でいただくための「サンチュ会」とされていましたが、その実態は、炭火で肉や”買ってきた”野菜を焼いて、飯盒でご飯まで炊くという、紛れもないバーベキュー会でした。
そこではサンチュはあくまでも肉を美味しく食べるための脇役。しかし、この脇役、本当に良い味を出していました(BBQだけに)。
なにせ、さっきまでそこで元気に生えていたサンチュです。その葉は青々と広く、茎をかじればシャキシャキとみずみずしい音が口に広がります。
肉に巻いて食べたり、ポチギ(BBQ、本気です)と一緒に食べると、油っけがちょうどいい具合に調整されて、とてもおいしくいただけました。
玉ねぎ、ピーマン、かぼちゃなども登場し、飯盒で炊いたお米が出揃った時には、れっきとした昼食が目の前に広がっていました。
毎回何が起こるか分からないのが野菜クラブの魅力の一つですが、まさかこんなことになるとは。
本格的に準備をしてくださった部長夫妻の意欲と、火起こしから後片付けまで素早くやってのけたその手腕に脱帽です。
12月ではありえないような日差しに照らされ、畑作業をしに来たのにBBQを食べ、BBQまでやっているのに参加人数4人(事前通知は無かったわけですが)という不思議な体験が重なった一日。
その昔、渡辺美里は歌いました。
分かり始めた My Revolution
明日を乱すことさ
変革が欲しいあなた。明日を乱す鍵は、この畑にもあるのかもしれません。
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