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建築家、映画を語る。

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建築家による映画エッセイです。
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【巨匠の晩年最高!論】黒澤明、ジャイアント馬場、志ん生、マイルス、ローリングスト…

私はいまだ何歳になっても「次の試合」への準備を行っている。 やはりずっと「選手」をやって…

George Iwasawa
3週間前
17

【おすすめエッセイ】自分の文章読みながら酒を呑む幸せ。

さて、 私のnoteエッセイのおすすめランキングです。 1位 : 「幸せと住まい」について考えま…

George Iwasawa
2週間前
16

【ゴダールとキモヲタ】アンチ・シネフィル映画論。

※ジャン=リュック・ゴダール監督逝去時に書かれたテキストです。 実は私はゴダールが大好き…

George Iwasawa
2か月前
15

【極悪女王】キモ映画ヲタ,蓮實重彦,昭和の闇。

さて、「シネフィル」やらと名乗る単なるキモ映画オタクについて以前書いた。 この、映画キモ…

George Iwasawa
1か月前
20

【100点満点で3点】 映画『ボブ・マーリー ONE LOVE』。

ホントは0点だが、 『Simmer Down』のシーンが良過ぎて泣いてしまった笑。 この映画について…

George Iwasawa
3か月前
4

映画『ELVIS』~エルビスとHIP-HOPとエミネムと。

※公開当時に書かれたテキストです。 突然エルビス・ブームがやって来た。 映画の帰りの車の…

George Iwasawa
4か月前
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【これは偉大なる教育映画!?】 『マッドマックス:フュリオサ』偉大なるジョージ・ミラー監督

※ネタバレ注意!!!!!! とんでもない映画だったが、 まだ現時点で上手く言語化できない。 あと、映画内世界への没入感が凄まじく、 夜中に寝ているといまだにマッドマックスの世界にトリップする笑。 さて、 まず、MVPはフュリオサの子役。 彼女が一人で映画を引っ張って行った。 そして、そもそものマッドマックスのコンセプトである 「人類文化滅亡後の世界」のダーク感が色濃く復活している。 オリジナルシリーズは「人力」であったが、 VFXを駆使した本作は「末法」感が激し

アイドル好き建築家(工学博士)が選ぶオールタイム・ベスト映画。

ハロプロが好き、ハク。が好き、一級建築士で工学博士、尊敬する人はジェームス・ブラウン、好…

George Iwasawa
5か月前
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【私的No.1映画】 川島雄三『青べか物語』。

川島雄三監督『青べか物語』。 漁業権を放棄する前の美しい水路と近海漁師の街、浦安を舞台に…

3

【寅さん、戻らず】 『男はつらいよ お帰り 寅さん』。

私はずっと寅さんが苦手だった。 寅さんはずっと「健全な=ニセモノの大人の世界」の象徴であ…

George Iwasawa
6か月前
6

【自由とロックと村社会】映画『イージー・ライダー』デニス・ホッパー監督

1969年公開の永遠の名映画。 胸糞悪い南部のレッドネック(カッペの意)は、現地の「本物」を…

George Iwasawa
6か月前
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【酷最高映画!】 『ゴジラ✖️コング 新たなる帝国』

ガッジーラにコング、 最初はあまりの茶番に失笑の連続、 そして、その後もひたすらにバカ展…

George Iwasawa
6か月前
3

『M3GAN/ミーガン』と自分勝手映画史。

もうさんざ色々と語れているので、 こちらはもう勝手自由な視点で、 「映画『ミーガン』から勝…

George Iwasawa
7か月前
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「エクソシスト映画」が大好物。

大本家、ウィリアム・フリードキン監督の『エクソシスト』については別稿でも語っているが、私は「エクソシスト映画」が大好物である。 今回は、『ヴァチカンのエクソシスト』と『エクソシスト 信じる者』について語りたい。 基本的に「エクソシスト映画」のフォーマットは全て同じである。 つまり「寅さん映画」や「ジェイソン・ステイサム映画」と同じ構造だと思ってもらえば結構である。 そして我々「エクソシスト映画ファン」は、 毎回その「期待通り」のストーリーと、悪魔さんのハイテンションっ