熱海へ
今回お話しさせて頂くのは、昔の上司にフレマルの活用を宣伝しに行こうと思ったことからはじまります。
上司に連絡を取ると、今熱海でホテルの立ち上げをしているとのことでした。
この方は、私がホテル業界で1番仕事ができると思っている方で、数多くのホテルを経験し立ち上げ、私が一部下として働いていた横浜シェラトンでは、唯一認められる方でした。
そこで、その上司に会うための日程をどうするかでいろいろ迷っていました。
というのも、フレマルの今後を考えて色々と思案していたのと、毎年熱海に恩人のお墓参りに行くのが同時期になりそうだったからです。
安達さんのスケジュールもありましたが、無理矢理合わせてもらいました。感謝です。
当日は車で行く予定でしたが、前日に三女の体調が思わしくなく病院に連れて行くのに車が必要なのと、ほとんど寝ていなかったので、新幹線で向かうことにしました。
東京駅で安達さんと落ち合い、一緒に熱海に向かいました。
新幹線の中では、フレマルの将来を見据えての根本的な私の考え方や安達さんの考え方を確認いたしました。やっぱりフレマルの活動は大切ですし、個人的にも大切にしていきたいと改めて確認しました。
熱海についてからは、まずお花屋さんに向かいお供え用のお花を買い霊園に向かいました。
残念ながら山を登っていくとどんどん霧に包まれていきました。霊園についても霧は晴れませんでした。
風が強い中でのお墓参りでした。まずはお線香に強風の中必死で火をつけて供えました。恩人に安達さんもご紹介させて頂きました。そして恩人が大好きだった白ワインを皆で飲みました。
安達さんに、私が尊敬する恩人の話をしながら小1時間ほどみんなでの時間を共有しました。本当にありがたい時間でした。
亡くなってからもこんなにもお世話になってしまうなんて、もっと自分が頑張らなくてはいけないと思いつつも、この繋がりがいつまでもと思ってしまいます。
また来年も来ますと約束し、お昼ご飯を食べに向かいました。
昼食は熱海駅近くの商店街にある居酒屋さんのランチでとりました。味はまぁまぁでしたね。
まだ時間がありましたので、近くにある昔ながらの喫茶店で元上司との約束の時間まで過ごすことにしました。
この喫茶店はご高齢のご夫婦が経営されているのですが、そのご夫婦が淹れるコーヒーが本当に美味しかった。
ゆっくり時間を過ごしながら安達さんとこれからのことや、なぜフレマルを立ち上げたのかといった根本的な話もさらに突っ込んでしました。
本当にこの喫茶店は居心地が良く、ついつい長居をしてしまいました。元上司との約束の時間いっぱいまで過ごしました。
その後時間になり、元上司が働くホテルに向かいました。
ホテルに向かうと、道に迷った?と思い、ホテル内の駐車場と思われる場所の奥に向かいました。そこにある喫煙所にいた方々にホテルの正面口に回るルートを聞きました。するとそこになんと!また別のホテル時代の上司がいたのです!
こちらの元上司は、今は全国のホテルなどのコンサルティング会社の役員をしており、日々全国を忙しく渡り歩いています。
あまりの偶然にお互い驚き、「何してるの!ここで!?」とお互い言い合ってしまいました。さらに道に迷って辿り着けなかったもう一人の元上司にも取り次いでもらいました。
人の縁って本当に不思議だな〜って思いましたね。安達さんと名刺交換もしてもらい、本来の元上司にまだ工事中のレストランフロアに案内してもらいます。
まずはレストランフロアの概要とその周辺を歩きながら説明してもらいました。このホテルの成り立ちや問題点まで包み隠さず話して頂きました。
その後改めてテーブルを挟んで、飲料担当の方も同席して頂いた上で本来の元上司と名刺交換をし、今回の訪問の目的を伝えました。
まずスマイルファームの概要を安達さんから説明してもらい、私が補足説明をします。(話し下手で修行中なんです私・・・情けない)
次に持ってきた最高のハーブティーを試してもらいます。元上司も飲料担当の方もこのハーブティーに驚いていました。評価は非常に良かったと思います。
さらに少し離れたところにいらした総料理長と中華のシェフの方々(この方々の名前を聞いたら驚く人も多いでしょうね)にもお試し頂きました。
レストランフロアを出る際にはシェフたちから「こんな食材ないの?」「アレないの?」と様々なリクエストを頂きました。「もちろん素晴らしい食材があります。必ず期待に応えられるよう尽力します!」と答え、サンプルなどの手配に現在取り掛かっている最中です。
お分かりと思いますが、私たちフレマルは「単なる産直サイト」ではありません。
サイトに載せてもらって終わりではないのです。良い食材や商品は積極的に足を使って営業に周り、BtoC のみではなくBtoB を積極的に進めていきます。これは食材に絶対の自信があることはもちろんですが、生産者の努力を直接消費する飲食店などに伝え、その生産の努力と結果を知ってもらうことに価値を置いているのです。また、生産者側に改善点があるなら積極的に改善提案をしていき、ブランド価値を上げ販売につなげていきます。主役はあくまで生産者なのです。
その後、元上司はなんとすべてのフロアを自ら案内してくれました。
その部屋の素晴らしさっていったらもう・・・・・泊まれる方が羨ましすぎる!!!思わず安達さんに泊まらせてよ!って言いましたよ。
それから約30分以上をかけて案内してくれた元上司に心よりお礼を言いホテルを後にしました。
今回の訪問で厚遇してくれたことには、本当にただただ感謝しかありません。
帰りの新幹線にすぐ乗ることになり、急いでチケットをとります。
安達さんはアプリで取っていました。私も今度からアプリ入れよう。いちいち券売機で買うのは面倒ですね。
帰りの新幹線では、元上司への感謝とこれからの話が中心でした。
実は今回の旅は安達さんにかなり無理をさせてしまいました。いろいろな考え方や思いなどで整理できない私の頭を整理してくれました。安達さんにも深い感謝の気持ちを伝えました。
東京駅についてすぐに時間のない安達さんの乗り換えに急ぎます。私の切符が何故か小田原までしか買えていなく、乗り換えゲートで引っ掛かりました。私は安達さんに先に行ってと伝え、お互いしっかり握手をして別れ、それぞれの家路につきました。
今回の旅では、非常に得るものが大きかったです。
恩人のお墓参りに始まり、元上司との再会とフレマルの活動。安達さんとの相互理解。
自分の出来なさに嘆きたくなるときも多々あります。逃げ出したいことも多くあります。私は弱い人間です。でもこうやって支えてくれる方々に背を向けるわけにはいきません。倒れるなら前のめりに生きたいですね。
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