『Vol.19』 時給が高い日系IT企業ランキング 2024年4月時点
今回は、日系ITの時給調査になります。
前回、外資系ITの時給調査を実施しましたが、軒並み年収1,000万Overに加えて、残業時間も短いことから、中には時給9,000円に迫る結果となりました。果たして、同じITでも日系ITはどのような結果になるのでしょうか。
IT業界と言えば、スキルが身に付く、給与水準が高いということで就活生からは人気の高い業界ですが、一方で、激務、ノルマが厳しい、長く続かない、、そんな不安を抱える人も多いかと思います。実際に、給与水準が高くても内訳が時間外労働であれば、魅力的ではないですからね、、
同じ給与水準であれば、効率重視で働くこともいいかもしれません。
ちなみに、前回の外資系IT企業の時給調査はこちら
尚、日系IT企業は営業職のデータを参考にしています。
計算方法は以下の通りです。
条件:
-実働20日と仮定
-コアタイム8h(9-18休憩1hを想定)
平均年収÷12ヶ月÷20日÷稼働時間(8h+1日あたりの残業時間)
時給が高い日系IT企業ランキング 第30位〜第16位
第30位:兼松エレクトロニクス|推定時給2,610円
第30位は兼松エレクトロニクスでした。兼松のグループ会社でITインフラとそれに関わるサービスを提供してSIerになります。
第29位:ワークスアプリケーション|推定時給2,623円
第29位にランクインしたのは、ワークスアプリケーションでした。ERPのパッケージシステム「COMPANY」の開発・販売・導入コンサルティング・サポート等を行う、大手企業向けソフトウェアベンダー企業です。しかし、2017年頃から業績不振に陥り、導入中・既存ユーザから巨額の損害賠償を求められるといった複数の訴訟を抱える経営難に陥っています。
第28位:三井情報|推定時給2,760円
第28位は、三井情報でした。企業・官公庁向けネットワーク基盤や、コンタクトセンターのシステム構築、保守、運用のサービスを展開しています。
第27位:沖電気工業|推定時給2,857円
第27位は、沖電気工業でした。通信機器、現金自動預け払い機(ATM)等の情報機器を主体に製造する電機メーカーでもあり、近年は企業のDX支援も強化しています。
第26位:日立ソリューションズ|推定時給2,879円
第26位は、日立グループの大手総合電気メーカーである日立製作所がランクインしました。情報処理・通信機器のIT部門、発電機・変圧器のエネルギー部門、鉄道関連のシステム、家電や医療機器等のライフ部門と幅広く事業を展開しています。
第25位:SBテクノロジー|推定時給2,886円
第25位は、SBテクノロジーでした。名刺管理システムでお馴染みのSANSANでした。ソフトバンクグループのICTサービス事業の中核企業として「クラウド」「セキュリティ」を軸に多様なサービスを展開しています。
第24位:NTT西日本|推定時給2,927円
第24位は、NTT西日本でした。NTT東日本とNTT西日本は固定電話などの地域通信事業を担っています。NTTグループで2番目に収益を上げている事業であり、主に国内電気通信事業における県内通信サービスを行っています。NTT東日本は東北、北陸、関東地域を、西日本は関西、中国四国、九州地方を中心に事業を推進しています。
第23位:NECソリューションイノベータ|推定時給2,965円
第23位は、NECソリューションイノベータでした。NECグループの中では、電子カルテシステムをはじめとした、病院情報システムの構築・運用サービスを提供しています。また、病院経営や医療業務の高度化、地域医療の連携による利便性向上を支援する医療DXを推進しています。
第22位:都築電気|推定時給2,971円
第22位は、都築電気でした。富士通系列の主にシステム開発などを行うSIerになります。
第21位:NTT東日本|推定時給2,996円
第21位は、NTT東日本でした。NTT東日本とNTT西日本は固定電話などの地域通信事業を担っています。NTTグループで2番目に収益を上げている事業であり、主に国内電気通信事業における県内通信サービスを行っています。NTT東日本は東北、北陸、関東地域を、西日本は関西、中国四国、九州地方を中心に事業を推進しています。
第20位:NEC|推定時給3,041円
第20位は、PCでお馴染みのNECでした。PCやサーバーをはじめとして、電化製品やNW製品を提供しています。メーカー系SIerの位置付けで、富士通に次ぐ業界2位になります。
第19位:NECネッツエスアイ|推定時給3,045円
第19位は、NECネッツエスアイでした。NECのグループ会社で、情報通信ネットワークや業務系ICT(情報通信技術)システムの構築、施工、運用・保守サービスを提供しているSIerになります。
第18位:大塚商会|推定時給3,050円
第18位は、CMたのめーるでお馴染み、寒いギャグの大塚商会でした。CMの印象からついつい日用品を扱っているイメージが先行しますが、実は、OA機器やSmileと呼ばれるERPパッケージをはじめとした、独立系SIerです。SIerの中では、富士通、NEC、NTTデータに次ぐ業界4位で、12期連続増収増益と成長が著しいです。とにかく営業に厳しく、一方で個人成績に応じてインセンティブが大きく、20代でも年収1000万円が狙えるように給与水準が見直されているとのことです。
第17位:SANSAN|推定時給3,052円
第17位は、名刺管理システムでお馴染みのSANSANでした。導入していない企業はもはやいないのでは?というくらいの浸透率で、導入実績は7,000社以上あります。話題沸騰中のSaaS業界の中でも一躍有名な企業です。
第16位:SBC&S|推定時給3,073円
第16位は、ソフトバンクグループのIT・NWインフラの販売を行うディストリビューターになります。
時給が高い日系IT企業ランキング 第15位〜第1位
ここまで30位〜16位までを見てきましたが、やはり外資系ITと比較するとかなり差が浮き彫りになってきます。目安1.5〜1.8倍くらいでしょうか。残業時間は日系ITも外資系ITも差がありませんが、時給という観点でかなり差があるように見受けられます。
果たして、ランキングの後半はどうなるのでしょう??
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