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今年は研究主任になりました。

何とか今週もぼちぼち思考を言語化する練習を。

今年の分掌の一つに研究主任が加わりました。
初の研究主任なのでドキドキですが,ちょっとここまでの流れを整理しながら,これからの学校研究がよりよくスタートできるようにしたいと思います。



分掌が決まってから始めたこと

今年度は異動にならなかったので,早めに新年度について教えてもらうことができました。
3月の人事異動がわかってから次の週,来年度から研究主任にしようかと考えているという旨を伺いました。

本校は4年次研究のすでに2年を終えていて,新年度が3年次,その次が地域の発表会が当たっているという状況でした。

また,1,2年次で研究主任だった先生がまだいらっしゃいましたので,うまく引き継ぎつつ,4年次まで何を高めていくことができるか考えなくてはならないと考えました。


職員全体への提案は4月下旬。その前に,研究担当の先生たちとの協議と,それより先に管理職への提案と考えると,期日的には新年度スタートと同時にある程度ビジョンを示しておく必要があると考えました。

自分の中のビジョンを確かなものにするために,とりあえず本を読み漁りました。
おすすめは以下の3冊です。

詳細はいつか書けたらと思っています。
とにかく,本を読み漁り,自分の中のビジョンを固めていきました。

新年度スタートから第1回全体会へむけて

いろいろ考えた結果,こんなビジョンをもって研究の計画を立てていくことにしました。

①働き方改革を進める

「研究やだなぁ」という人が一人でも減るような,そんな時間にしたいと思いました。気を付けたことは

・やりがいを持つ
→自分がしたい,目の前の子どもたちにこうなってほしい,という思いが,そのまま形にしても大丈夫なような研究目標やフォーマットの設定が必要です。

・文量の縮小
→全員にやりがいをもって取り組んでほしいとは思いますが,押しつけではよくありませんし,ただでさえ忙しい先生方に,これまで以上のものを強いるのは避けたいです。なるべく書く量をへらし,シンプルに見やすく,それでも研究は見えてくるような形を目指しました。

・同僚性を高める
→もちろん,ひとりで黙々と取り組むのも楽しいですが,一緒に同じ方向に向かって走る仲間がいるのはとても心強いです。それが,一方的であったり,決められたレールの上を走ったりすることで,あまりプラスの方向に働かないものにするのではなく,相談したいときに,聞きたいときに,一緒に考えたいときに,その思いを実行へ移せる仕組みづくりをしたいと思いました。

ということです。

それらの視点をもって研究の在り方,フォーマットの見直しを図り,大まかな計画を提案していきました。

②視野を広げる

私が個人的に感じていたことに,学びを作る時間の狭さがあります。
いわゆる,オーソドックスな①導入②展開③まとめを1時間内に仕組み,それを積み重ねていくということです。

1時間にそのステップをすべて入れることで,すべての児童が消化し切れるのか。仮に躓いた場合もその次の日はまた次の①導入②展開③まとめが待っているのに,これまでの学びをもと進んでいけるのか。

そんなことを考えていました。

1時間完結の授業計画に問題があるといいたいのではなく,それだけの授業の組み方では,限界があるのだと思うのです。

これまでは,1時間完結型の授業を研究することが求められることが多かったように思います。

それ以外にもベターな方法はないのか,検討するためにも,単元,年間,学年をまたいで,校種をまたいで,大人になったら…と子どもたちの学びを応援する研究を実施するにあたって,視野が広がることで見えるものが変わってくるのではないかと思いました。

③しれっと素敵な学び方を放り込む

私は『学び合い』「けテぶれ・QNKS・心マトリクス」を大切にいろいろしているのですが,それらの素敵な考え方や具体を広げたいなと思いました。

他にも,アクティブラーニングに使えそうな手法など,そういったものを研究活動の中に入れ込んでいきました。

子どもたちに経験させる前に,私たち教員から入っていくというアプローチは,学校研究でも可能そうだと思ったのです。


以上の3点をいろいろ根回ししながら形にしていきました。

管理職と研究部会の2つが通れば,実現までもう少しです。

これからの見通し

どうにかこうにか,全体会でも今年度の研究は計画したようにみんなで頑張ってみようという話になりました。

理解し,後押ししてくださった先生方に感謝です。

今年度はガラッと研究の雰囲気を変えたので,いろいろ改善点が見つかると思います。

今年は発表もないですし,何かカチッとした形にまとめる必要はないので,研究を進める中で先生たちから上がった声はどんどん取り入れ,その都度ブラッシュアップしていくことにしました。

5月になり,1人目の先生が早速取り組んでくださっています。

書き方やフォーマットなど,年度の途中でもよりいい方向へ舵を切りながら進めていきたいと思っています。


このような感じで,新年度がスタートしました。
次回からは,もう少し研究の具体と詳細を書きながら,自己を見つめなおしていきたいと思います。


今回もお読みくださりありがとうございました。
誰かの「よりどころ」となりますように。

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