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父の笑顔に教えられた、家族のかけがえなさ

私が正式にMさんのところで社員として働き始めたのは、2023年の4月1日からでした。それまでは2~3月の間、パートとして勤務。4月からの働き方についても柔軟に考慮していただき、週3日(月・水・金)の出勤に。週休3日という働きやすい環境でしたが、Mさんの奥様(経理担当のTさん)の意向で、水曜日は社員全員が在宅勤務だと伝えられていたようで…そこに少し混乱がありました(笑)このあたりの曖昧さも、私にとっては小さな悩みの種ではありました…が、そんな日常の中、忘れられない出来事が訪れました。

姉の結婚式

2023年3月末、1つ上の姉が結婚式を挙げました。コロナ禍の影響で婚約からしばらく式を挙げることができなかった姉とRさん。それでもこの時期にようやく晴れの日を迎えることができました。ご祝儀は、弟たちが5万円ずつ包むと聞き、パートの私には少し痛い出費でしたが、ちゃんと同額を包みました。wお祝いですもの…(笑)

父にとっても、この日は特別なものでした。バージンロードを歩く父の姿。ずっと念願だったのだと思います。姉と腕を組み、少し不自由になった左腕と体を頑張って動かしながら、しっかりと歩いていました。その姿に、思わず涙が溢れてきたのを覚えています。でも、同時に思わず笑ってしまうような微笑ましさもあって。式中も披露宴中も、父はずっと笑顔で、そして時折涙をこぼしていました。(いや、涙はでていなかったような??w)あのときの父の笑顔は、これまで見たことがないくらい素敵で、今でもその瞬間が心に焼き付いています。

父への思い

姉の結婚式での父の姿を見て、思い出したのは私自身のこと。かつて、私も父とバージンロードを歩く日を夢見ていました。でも、Yとの破局を経験し、その夢が叶わないものになってしまった時、どれだけ父をがっかりさせてしまっただろうと、何度も自分を責めたことがあります。

でも今では、そう思わなくなりました。もしあのときYと結婚していたとしても、幸せにはなれなかったかもしれない。それが父にとってもっと辛いことだったはずです。父はきっと、私が幸せでいることを何よりも願っているんだと感じます。そのためにも、私はこれからも頑張らないといけない。父の笑顔を思い浮かべるたびに、そんな気持ちになります。

家族との最後の時間

…姉の結婚式は、家族全員が揃う最後のイベントでした。でもその時は誰も、そんな未来を予想していなかったんです。母も弟たちも、私も、ただ楽しく、笑顔で、愛に溢れた時間を過ごしました。今振り返ると、その時間がどれだけ貴重で、大切だったかを痛感します。

姉の結婚式を通じて、父の笑顔、家族の温かさ、そして「ありがとう」の気持ちが溢れた時間を過ごせたことに、心から感謝しています。私たちは家族として過ごした思い出を、これからもずっと胸に抱いていきたいと思っています

今でも涙が溢れてきます。

続く…

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