おじさまキラーの学び:アルバイトから得た人生のヒント
S社にいた頃、ふと思い立ってパーティーコンパニオンMのアルバイトもしていました。実はその前、17歳前後からこっそりコンパニオンの仕事をしていた時期があって、周囲の“ピンク”なイメージとは違って、私にとっては「高時給で楽しいお酒の席」という感覚でした。もちろん、お祭りや消防の集まりで、お酒が入ると要求がエスカレートする方もいたかもしれませんが、なぜか私はいつも“安全パイ”でした(笑)。幹事さんや会の中で立場のある方の隣につくことが多かったので、20代そこそこで、いろいろな学びを得られていたんだろうなと思います。
学生時代から始めたコンパニオンのアルバイトでは、年上のおじさまたちと接する機会が多く、その出会いからさまざまな学びがありました。まだ若かった私は、目上の方々の隣に座ると自然と「聞き役」になることが多く、彼らも、私が「うん、うん」と耳を傾けているだけで、心を開いてくださったのかもしれません。特に経営者やリーダーの方々は、普段「聞き役」でいることが多く、きっと誰かに自分の話をしっかり聞いてもらいたいのかな…と感じました。
Mでのコンパニオンは、通常よりもワンランク上の接客が求められる場で、お客様や場所も少し特別。お給料は控えめでしたが、オーナーに頼んで、収入はまるごと貯めてもらうことにして、日々の生活はS会社のお給料でまかないました。こうして貯まった分が数十万円になったとき、一定の区切りをつけて引退。自分なりに「なかなかいい貯金方法だったな」なんて満足していました(笑)。でも、Yにとっては少し複雑だったかもしれませんね。
一緒に働いたAちゃんとはすぐに意気投合し、コンパニオンの仕事が終わったあとはほぼ毎回飲みに行くのが定番でした。昼夜問わず遊んで、親友のような関係になっていったのを覚えています。
こうやって振り返ってみると、私は10代の頃から今に至るまで、本当にたくさんの優しいおじさま達にお世話になってきました。友達には「おやじキラー」なんて呼ばれることもありますが(笑)、そういう呼び名がつくのも、みんな温かく私に接してくれたおかげだなって思います。こうした出会いから人生のさまざまな学びや気づきをいただけたことに、ただただ感謝の思いでいっぱいです。
人生に起こることって、どれも自分にとってその時期に必要な「必然」なんだろうなと感じます。もちろん、おじさまに限らず、こうして人と接する時間そのものが、私にとっても、これからも大切にしていきたい宝物だと思います💛
続く…