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毎日一緒に過ごす時間とふたりの距離感

この頃、Yとは付き合い始めてもう4年目くらいになっていて、ほぼ毎日のように一緒に過ごしていました。Yが私の家に来ることはなかったので、私がYの実家にお邪魔して、ご飯をご馳走になっては泊まるというのが当たり前になっていました。Yのママが作ってくれるご飯を、二人でYの部屋でいただいていたんですが、今振り返ると、Yのご家族には本当に申し訳なかったなと思います。ご家族だけの時間が奪われていたんじゃないかと、今でもちょっと心が痛みます。

その一方で、出会った頃はほとんど毎日外食だったのに、いつの間にか家ご飯が定番になっていくことについて、それが私の中では少し「不満」になっていたんです(笑)。「Yに会うと、今まで味わえなかった新しい体験ができる」って思ってたから、家ご飯だとなんだか“特別感”が薄れてしまう感じがして…でもきっと、Yもいろいろ考えてくれていたんだと思います。

ある日、Yに「お前と過ごすようになってから●百万くらいなくなった」と言われたことがあって、さすがに「えっ、それって私のせい?」と反発のような複雑な思いと、認めたくない自分もいました。おそらく口答えしたのでしょうwでも、逆の立場だったら私もそう思うかもなぁ、と今になったら思います。間違いなくお互いに不満が溜まっていたのだと思います。

喧嘩も日常茶飯事で、大体いつも私が謝って、泣いて仲直りする…その繰り返し。疲れて当然ですよね、ごめんねY。

そんな日々を過ごしていた中で、Yのご両親から何か言われたのか、ついに「同棲」の話が出始めました。私はこれまで何度もYのご両親と顔を合わせてきたんですが、Yはなぜか私の親と会うことには抵抗があって…。けど、このときばかりは食事に付き合ってくれて、親の前で「結婚を前提に…」と言ってくれたのはすごく嬉しかったです。ただ、帰ってから「早く帰りたかった」と文句を言われて、正直、なんだか寂しくなりました。

私はやっぱり、大事な人には自分の大切な家族も好きになってほしいって思うし、なにより私は親とのつながりや家族をとても大事にしているんです。「血のつながり」って、私にとっては何物にも代えがたいもので、今もその気持ちは変わりません。

続く…

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